ひぐれのお客

安房直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834025637
ISBN 10 : 4834025632
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,203p

内容詳細

さみしくてあたたかく、かなしくてでも嬉しい、透きとおるような味わいの童話集。「ひぐれ」の憂愁とあたたかさに包まれた、今ひとたびの安房直子の世界。子どもや大人たちをふしぎな世界に誘う6篇+エッセイ。

【著者紹介】
安房直子 : 1943年、東京生れ。日本女子大学国文科卒業。大学在学中より山室静氏に師事する。70年「さんしょっ子」で日本児童文学者協会新人賞、73年『風と木の歌』で小学館文学賞、82年『遠い野ばらの村』で野間児童文芸賞、85年『風のローラースケート』で新美南吉児童文学賞、91年『花豆の煮えるまで』でひろすけ童話賞をそれぞれ受賞。93年逝去

MICAO画 : 1967年、姫路市生れ。神戸大学経営学部卒業。外資系メーカーにてファイナンシャルアナリストとして勤務ののち、独学にて染色、縫製などを学ぶ。ギャラリーVIE絵話塾イラストレーションコース&絵本コース卒業。広告や雑誌のイラストで活躍し、単行本にもフィールドをひろげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • (C17H26O4) さん

    どの童話集で何十回読んでも好きなのは『白いおうむの森』。ちょっと怖いし、喪失の寂しさや哀しさが感じられて胸が苦しくなるのだけれど、子供の頃からこのお話にどうしても惹きつけられてしまう。でも今日はそれよりも、表題作に温かな気持ちになりました。裏通りの小さな生地やさんにやってきた黒ネコのお客さんが教えてくれた素敵なこと。それはね、それぞれの布の色はそれぞれの歌や匂いや景色を持っているってこと。耳をつけたり、くんくんかいだり、目を細めて見たりして確かめるんだよ。ネコが買っていったのは薪ストーブの火の赤の布。

  • tokotoko さん

    童話の分類に入れられてるこの本ですが、「童話」でおさまりきらず、読者をものすごい力で、不思議な世界にひっぱりこんでくれます。世界は6つ。ほんわかしたものもありますが、主人公の「決断」にハラハラドキドキ・・・結末までシーーンと息をひそめたくなったものもありました。安房さんの文章力はスゴいです。もう1つの見どころは、MIKAOさんの挿画です。刺繍タッチで、“不思議”への道案内をしてくれてます。もっともーっと大きな紙面で見たかったなぁー!また別の作品に出会いたいなぁー!って、期待がふくらみました。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    どの作品をとっても、きらめきとメロディとぬくもりを感じる作品集です。動物たちに重要な役回りを与えて、不思議な共通感があって、何だか夢のように読み終えました。 絵本化されたお話もあって、幻想的な世界を楽しめました。

  • さゆ さん

    安房直子さんの物語。控え目で静かで、そして輝きのあるおはなし。初出はずいぶん古いのに、全く古さを感じさせない。「楽しくて面白くて、胸がコトコト踊るような」物語。

  • 木漏れ日の下 さん

    裏に「小学中学年からおとなまで」と書いてありまず心くすぐられます。6編からなる本書ちょっと怖い話からおとぎ話のようなものまで異世界にふわりと連れていってくれます。どのお話も好きです。感情や情景の表現がとても素敵。胸に沸き上がる暖かな気持ちを金木犀の花の匂いのようだなんて表現!巻末のエッセイも共感と新たな気付きが沢山詰まっていました。子供に読み聞かせる音読の楽しさのお話にはすごく共感し、「さむがりやのサンタ」の絵本は読み聞かせ辛いなと避けてたんですがそんな風に楽しめばいいのかと気づかされました。良本です♪

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人物・団体紹介

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安房直子

1943年、東京生まれ。子供の頃から「グリム童話」「アンデルセン童話」に親しみ、日本女子大学国文科在学中より数多くの美しい物語を発表。野間児童文芸賞他、多数の賞を受ける。1993年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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