日本防衛秘録 自衛隊は日本を守れるか 新潮文庫

守屋武昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101366623
ISBN 10 : 4101366624
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
461p;16

内容詳細

防衛省トップとして最前線で指揮を執ってきた著者が解き明かす国家防衛、その真実。日本列島の軍事的価値、中国軍の狡猾な目論み、在日米軍の戦略、北朝鮮のミサイル開発など、激変する安全保障環境の未来を占う啓発の書。冷徹な地政学とリアリズムに裏づけられた知見から、領土・領海をめぐる議論に一石を投じる。国民には見えにくかった自衛隊員24万人の真の姿も明らかになる。

目次 : 第1章 軍事の目で「領土」を見る/ 第2章 国家防衛の現場で/ 第3章 法に縛られた自衛隊/ 第4章 国防はこうして今に至る/ 第5章 組織としての防衛省/ 第6章 「背広とユニホーム」の狭間で/ 第7章 在日米軍という隣人/ 第8章 「オキナワ」の現実

【著者紹介】
守屋武昌 : 1944(昭和19)年、宮城県塩竃市生れ。東北大学法学部卒。’71年、防衛庁入庁。装備局航空機課長(FS‐X担当)、長官官房広報課長(カンボジアPKOの広報担当)、防衛局防衛政策課長(阪神淡路大震災対応)などを経て、’96(平成8)年、内閣審議官として普天間問題に係わる。長官官房長、防衛局長を務めた後、2003年、防衛事務次官。’07年8月に防衛省を退職した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • to boy さん

    この本を読んで思うことがたくさんありました。自衛隊は違憲だからといって隊員の住民登録を拒否したり成人式への出席を拒否したりした革新市長への怒り、70年代まで米軍の言いなりになって米国が何をしようとしているのか考えようともしなかった日本政府。阪神淡路大震災の時に自衛隊への救援要請を拒否した知事、マスコミの偏ったそして大衆迎合的な記事。著者のデータに基づいた記事の信ぴょう性に対しマスコミのあやふやな記事の危なさを感じました。

  • キアヌ安倍 さん

    自衛隊の歴史から在日米軍の意味、そして基地問題まで元防衛次官の筆者によってわかりやすく書かれています。マスコミが報じない興味深い話も。

  • tacacuro さん

    地政学的にみて戦略価値に富む日本列島をいかに防衛するか。現場経験を踏まえた自衛隊の真実と在日米軍の実態。「国の防衛に関する議論がこれだけ非整合的で未成熟な国家は、先進国においては日本しかないと言わざるを得ない」という。

  • bouhito さん

    元ボスから借りて読む。阪神淡路大震災の時に、自衛隊の初動が遅れたというのは初めて知った。警察予備隊から現代に至るまで、日本社会のなかで自衛隊がいかに緊張した立ち位置に置かれてきたかがわかる。それはつまり、日本の防衛というものが、決して文字通り「平和」だったわけではないということを意味する。しかし、自衛隊に限った話ではないが、特に自衛隊という組織を「中立」に描くというのは難しいと思う。内部の人間は悪く書けない部分もあるし、外部の人間は深く知れない部分が多い。

  • ぼいど さん

    一章は冷徹な戦略眼とゆー意味で面白いし、自衛隊の現実を綴ってるところは確かに皆知るべきことかなとは思います。全体、あまり報じられてない部分がよくわかるって意味でいい本ですが、一方でやっぱし官僚さんだな……という感じも^^; 官僚として自分がやってきたことの話ではその成果の主張が強く、それがなかなか受け入れて貰えてない部分については「これだけのことをやって成果も出てるのに!」の反発を起点に論を展開しがちで。その成果では何故受け入れてもらえないのか、何が足りないのか、という点には思い至ろうとしないあたり、ね。

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