自己責任論の嘘 ベスト新書

宇都宮健児

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784584124598
ISBN 10 : 4584124590
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;18

内容詳細

生活保護費が削減され、逆進性の高い消費税を増税、ブラック企業が跋扈して、安定した雇用が失われる。「自己責任」という言葉を突きつけられ、徹底的に痛めつけられる弱者。中間層は崩壊し、貧困と格差が広がっていく。それが安倍政権のいう、取り戻す日本の正体である。では、なぜそんな政府を多くの人が支持しているのか。そこにわれわれが陥っている罠がある。本書ではその詐術を暴き、自己責任論の呪縛を解き放つための方策を論じていく。

目次 : 第1章 自己責任論とは何か/ 第2章 都知事選という運動/ 第3章 今こそ憲法と人権について考える/ 第4章 自己責任論の嘘を暴く(生活保護にまつわる自己責任論の嘘/ 税に関する自己責任論の嘘/ 労働問題にまつわる自己責任論の嘘)/ 第5章 民主主義を機能させるための実践的方法論(権利教育/ 選挙制度と市民運動)

【著者紹介】
宇都宮健児監 : 1946年生まれ。東京大学法学部中退、71年弁護士登録。全国クレサラ・生活再建問題対策協議会副代表幹事、反貧困ネットワーク代表世話人、元日本弁護士連合会会長。2012年12月と14年2月の2度の東京都知事選挙に出馬し、ともに次点(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿呆った(旧・ことうら) さん

    生活保護、新司法試験制度、脱原発、低所得者の消費税の逆進性などについて。弱者救済を掲げていて、素晴らしいけれど、意見が偏っている気もする。ただし、制度・構造の問題の指摘には納得。

  • リキヨシオ さん

    自己責任…自分の判断がもたらした結果に対して自らが負う責任。08年の広辞苑以前には載ってなくて04年ジャーナリストがイラクで拘束されてからテレビ、ネットで使われた言葉。ただ自己責任論以前に30年前の借り主責任論というのが存在して「本人の努力不足」で片付ける点で根が深い。強者側がこの言葉を作り、弱者側の立場を無視し弱者切り捨てを正当化できる便利な理論になった。以前より国民の貧富の差が広がったのも原因の1つ。個人的には自己責任を押し付けた時点でこの問題が終結してしまい、世間が考えることを止めてしまう点が深刻。

  • tolucky1962 さん

    サラ金債務者支援活動経験から自己責任について展開。債務者に当時自己責任だとのバッシングが激しく、数百万の債務者があり、14年連続自殺者3万人超の元凶となった。現行法に照らせば、高利と厳しい取立てが違法。今にして思えば、自己責任論が間違いとなる。著者ら行動は法改正につながった。今の生活保護制度についても述べる。自治体は申請者に仕事を探せと追い返す。金を出す側が判断するから、支出を減らそう追い返す。原理的におかしな制度。最近話題のベーシックインカムが必要かも。自己責任論を声高に叫ぶ人の本音を探る材料となる本。

  • ダンボー1号 さん

    タイトルに違和感アリ。「格差を減らすリベラル東京を推進する」でいいでしょう。このタイトルなら もっと哲学的に掘り下げた自己責任についての解釈、イスラム人質、利用する権力、ネットなどの世論、大手マスコミの対応について書いてあるとおもったのだが違った。東京都知事選挙に出た人の今の政治に対する問題点を「自己責任」というワードを絡ませて非難したもの。非難はいくらでも言える。「自己責任以外の話しが多過ぎる。

  • tomato さん

    自己責任。この言葉のお陰で、冷たい世の中になった。宇都宮さんが都知事になっていたらな…と改めて思いました。現在何もしてないのでなんですが…なるべく、主体的に行動して自己責任論の呪縛から、自由な生きやすい社会の実現を目指す一翼になりたいと思う。

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