游侠奇談 ちくま文庫

子母澤寛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480429063
ISBN 10 : 4480429069
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
364p 15cm(A6)

内容詳細

政治が弱体化し、自然災害による飢饉が頻発した江戸後期に、江戸およびその近郊に並びたった侠客たち。下総の飯岡助五郎、笹川繁蔵、佐原喜三郎、上州の国定忠治、江戸の相模屋政五郎、駿河の清水次郎長、他の游侠の徒たち…「長脇差」「渡世人」とも呼ばれ、正史には残らない彼らの跡をたずね、文献を漁り、古老に取材し、その実像に迫った、游侠研究の先駆的傑作。

目次 : 飯岡の助五郎/ 笹川の繁蔵/ 佐原の喜三郎/ 国定忠治/ 相模屋政五郎/ 清水の次郎長/ 遊侠譚

【著者紹介】
子母沢寛 : 1892‐1968。小説家。北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)出身。江戸幕府の御家人で彰義隊の生き残りの祖父のもとで溺愛されて育つ。明治大学法学部在学中は弁護士志望であったが、いったん帰郷したあと再度上京、読売新聞社会部記者になり、ついで東京日日新聞の記者となった。在職中に、聞書きによる優れた考証ものを執筆。四十一歳で職を辞し、以後、幕末維新に題材をとった作品を続々と発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヨーイチ さん

    俠客を扱った評伝。登場するのは飯岡助五郎、笹川繁蔵、平手造酒、佐原喜三郎、清水次郎長、国定忠二、武居の吃安、黒駒勝蔵、などなど。どれ位知ってるかで年が分かる。時代で言うと天保年間。作家子母澤寛が新聞記者上がりを活かした聞き書き、発掘した資料で構成されている。執筆された昭和一桁頃長谷川伸も股旅物を発表しだしたらしい。聞き書は直接の関係者が生存していた最後の辺りで興味深い。例えば、上記親分の二代目、養子なんて人達が平気で登場する。ビックネーム清水次郎長は明治半ばまで生存していたので、続く

  • あんさん さん

    小さい頃はラジオで浪曲の番組があって、おばあちゃんとよく聞いていた。それで侠客たちの名前は薄っすらと知ってはいたが、話の内容は全然覚えていなかった。何とも荒っぽいものを聞いていたことか。当時の文書類が多数引用されていて、時間はかかったが、何となく読み下せるようになった気がする。子母澤寛は随分以前に読んだ新選組もの以来。あちらもこんな文章だったのだろうか、再読したい。

  • 冬至楼均 さん

    関係者に直接取材しているので、多少の記憶違いや美化が全く無いとは言い切れないけど、講談で流布しているものに比べれば遥かに実態に近いのでしょう。

  • 紫暗 さん

    ふと思えば時代劇等々で見たことはあっても、実際にどんなことをした人なのかを良く知らなかった清水の次郎長の生涯を知りたくて手に取りました。次郎長他、国定忠治などいわゆる渡世人と呼ばれた人達の生涯を彼らの知人がまだ存命だった頃に著者が話を聞いて取りまとめたのがこの本です。新選組関係の資料でもとても貴重な情報を残してくれている著者なだけに、今回も血の通った情報の数々を楽しませてもらいました。清水の次郎長が榎本武揚と知り合いだったなど、知らなかった事実はもちろん、渡世人の生活や掟などもよくわかって面白かったです。

  • 陸 さん

    清水次郎長親分目当てで読んだのだけどページ数少なかった。でも面白い。一冊の本でどなたか小説に仕立てていただけませんか、という侠客も多い。相模屋政五郎、清水次郎長、会津小鉄、新門辰五郎、会津小鉄。派手な話でなくていい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品