ああ、懐かしの少女漫画 講談社文庫

姫野カオルコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062768894
ISBN 10 : 4062768895
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
追加情報
:
15cm,322p

内容詳細

“カオルコ少女”が5〜10歳の頃夢中になった、昭和40年代の少女漫画。『なかよし』『りぼん』『マーガレット』、舟木一夫モノや、王道の恋愛&スポーツ、初めて見たヌード…驚異の記憶力と共に、鮮やかに甦る漫画たち。知らない人でもなぜか懐かしく笑える、不思議なノスタルジック・エッセイ。

目次 : 楳図かずお/ 一条ゆかり/ そんな少女漫画、見たこともない。そんな漫画家、聞いたこともない/ 赤松セツ子/ コーヒーブレーク 「お姉さま」ということば/ はまえりこ/ コーヒーブレーク チャコちゃんシリーズ/ 石原豪人/ 浜慎二/ 牧美也子/ コーヒーブレーク 和泉雅子の貞操/ 松井由美子/ コーヒーブレーク 悪魔くん、恋知り初めさせし前髪の/ 長谷川一/ 西谷祥子/ コーヒーブレーク ショーケンの貞操/ 松田明姫/ 巴里夫/ コーヒーブレーク 「おたよりちょうだい」の向こう側/ 平田真貴子/ 今村洋子&今村ゆたか(姉弟)/ 忠津陽子&大和和紀(いとこ同士)/ 矢代まさこ/ コーヒーブレーク 死をよぶピエロ/ 木原としえ・大島弓子・山岸涼子/ 少女漫画における目の系譜/ 松尾美保子

【著者紹介】
姫野カオルコ : 1958年生まれ。小説家。滋賀県出身。’90年スラプスティック・コメディ『ひと呼んでミツコ』が初の単行本。独特の筆致と幅広い作風で特異な位置に立つ。某大型書店の統計によると非ミステリー系の女性作家にはきわめて珍しく読者の男女比が同数。著書には直木賞候補作の『受難』等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆきらぱ さん

    この本の中のマンガ、世代がややずれるのでほとんど読んだことが無いのだがそんな事関係なく、どれを読んでもなぜか懐かしさが込み上げてきた。おかしな文章に笑いも込み上げてくるのだが。また、姫野さんの持っている少女マンガ雑誌の付録が40年以上前のきれいさのままで不思議になる。博物館が出来る。マンガって魂を形作ってもらえるのよね。好きだった曲とかもそうだけど。私は中1の頃三原順が大好きでした。来る日も来る日も花とゆめの発売日の事で頭がいっぱいだったあの頃。すごく一日が長かったなあ。少女漫画好きだった人は是非読んで。

  • リッツ さん

    年代的に少し上?のめり込んだ時期も違うかも?でもすごい!よみがえるあの気持ち!さすが見事に言葉で表してくれてます!チャコちゃんに見る大金持ちではないけど余裕のある憧れの家庭、よく考えれば変なんだけどそれが媚薬の如くひかれる当時の少女漫画、そして草刈正雄=沖田総司=木原敏江の天まであがれ。初期の大島弓子作品。興奮のルツボでした♪欲を言えば漫画のヒトコマをもう少し入れて欲しいな。第2段も待ってます!

  • カピバラ さん

    カオルコさんの熱い漫画への愛情はひしひしと感じた。ただ、世代が古すぎて漫画がわからず、ちょっと置いてけぼり感が否めなかった。

  • はる さん

    買い本。山の中で育ったもので本屋さんが遠く、漫画週刊誌を続けて読むことができなかった口惜しさが今でも残っている。(定期購読というお願いができなかったのはなぜだ!?)そのかわりに繰り返し読んで読み倒したので、けっこう憶えている!と思っていた。でも、負けた負けた!こんなには無理〜。そのうえ記憶が刺激されて、読みたいマンガやら読み物が湧いてきてたいへん。学年誌の怖くて読めなかったマンガの続きが読みたい!これは、恐るべき本。(少年漫画編とかもぜひ書いてほしい!)

  • あんこわねっと さん

    カオルコ先生が兄と同い年で地方出身なので文化が共通で懐かしい。「昭和の犬」もタイプだと思った。漫画は本屋が配達してくれていた。大和和紀が好きだった。赤ん坊少女タマミ。古賀真一。恐怖漫画楽しみだった。表紙が白人の少女だった。漫画の金髪のキラキラを見ると胸の中がうずうずする。あの映画は「マタンゴ」というのか。ウド・キア懐かしい。画像を見たくなってすぐ検索するからスマホの電池が減る減る。時間がかかった。忘れていたものたくさんたくさんたくさん。楽しくって仕方ない。この本が分かる人と集まって居酒屋で夜明かししたい。

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人物・団体紹介

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姫野カオルコ

作家。姫野嘉兵衛の表記もあり(「嘉兵衛」の読みはカオルコ)。1958年滋賀県甲賀市生れ。『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞。『彼女は頭が悪いから』で第32回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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