基本情報
内容詳細
明治維新から150年の繁栄の陰で、この国が失ったものは何なのか。
日本列島を縦断し、近代化が生み出した光と闇とを凝視した、稀有なる「思索の旅」の全記録。
2018年は、明治維新後150年の年にあたる。本書はそれを念頭に、「明治国家とは何だったのか?」という問題意識のもと、
「共同通信」において連載された「姜尚中思索の旅 1868〜」を全面改稿し、書籍化したものである。
取材先は軍艦島や福島第一原子力発電所をはじめ、三池炭鉱、旧谷中村跡地、沖縄・辺野古など多岐にわたっており、
書斎と歴史の現場を、そして現在と過去を自由に往還する筆は思想史家・姜尚中の面目躍如である。
【目次】
序章
第一章 エネルギーは国家なり
第二章 貧困と格差の源流
第三章 人づくりの軌跡
第四章 天災という宿命
第五章 崖っぷちの農
第六章 選良たちの系譜
第七章 動脈の槌音
第八章 近代の奈落
第九章 宴の決算
第一〇章 差別という病
第十一章 消えぬ記憶
第十二章 財閥というキメラ
第一三章 「在日」―変わりゆく国家のしずく
第一四章 辺境的なるもの
終章
【著者略歴】
姜尚中(カン サンジュン)
1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。著書は100万部超のベストセラー『悩む力』とその続編『続・悩む力』のほか、
『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『ナショナリズム』『東北アジア共同の家をめざして』『日朝関係の克服』
『在日』『姜尚中の政治学入門』『愛国の作法』『リーダーは半歩前を歩け』『あなたは誰? 私はここにいる』『心の力』『悪の力』
『漱石のことば』など多数。小説作品は『母―オモニ―』『心』がある。
【著者紹介】
姜尚中 : 1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
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鉄之助 さん
読了日:2018/06/28
aloha0307 さん
読了日:2018/04/28
futomi さん
読了日:2018/04/28
がんぞ さん
読了日:2018/07/08
Mealla0v0 さん
読了日:2018/02/10
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