少年H 下巻 講談社青い鳥文庫

妹尾河童

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062853613
ISBN 10 : 4062853612
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
472p;18

内容詳細

中学校の軍事教官ににらまれ、死ぬほど殴られたHは、教練射撃部に入部し、難を逃れようとする。その後、戦火はいよいよ身近にせまり、米軍の空襲は日本全国におよぶ。ある夜、ついに神戸が大空襲を受け、Hと母は、爆弾の雨の中を逃げまどう…。昭和20年8月15日、日本は敗戦を迎え、そこでHが見たものは!小学上級から。

【著者紹介】
妹尾河童 : 1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーをへて、独学で舞台美術家となる。現在では日本を代表する存在で、「紀伊國屋演劇賞」ほか多数の賞を受賞している。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fonfon さん

    映画をみなければ再読することもなかったかもしれない。少年が父親をはじめとして、様々な大人たちに接して生き方をまさぐる、古典的なビルドゥングロマンです。読み返すと、映画のキャスティングの素晴らしさが再確認できました。うどんやのおにいちゃんとオトコねえちゃんは特に絶妙の配役だったと感心。。

  • ぷるぷる さん

    後半は終戦直前から戦直後まで。筆者が絵かきになることを決意して歩み始めるところまで。当時の人々の生活ぶりを振り返る部分は興味深い。戦争、軍隊に傾倒していた学校の先生や近所の大人の描き方が結構えげつない。さり気なく朝日新聞をディスる箇所が多くてなるほどと思う。メディアに対する憤りは今も昔も変わらないってことか。結局、この本は社会体制批判であって何故少年文学化したのかよく分からなかった。巻末に小学生の読書感想文が綴られているが、どうしてこういう子どもをダシにするような事するんだろう。気持ち悪い。

  • スカイシアン(生茶)@憎き数学を退治 さん

    最後の学校で生活するシーンは面白かった。

  • にじいろ さん

    戦時中でも楽しいことを見つけて、生き延びてきた。国は本当の事を教えてくれず、言いたいことも我慢して。戦争は、ただ怖いと言うだけではないんだ。これから日本はどうなるのか、終わった時にはこの戦争は一体なんだったんだ、と。本当にそう思う。少年Hが自分の信念を貫いて生きてきた姿は、子どもには思えなかった。勤め先の名前の、フェニックス工房というのが、最後に明るくなれた。

  • 真空 さん

    愛息が夏休み用に借りて来たので、つい手に取って、一気に読んでしまった。戦時中の神戸のティーンエイジャーの話。大人はみんな程度に差こそあれ、騙されたふりをしていた。

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妹尾河童

1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーをへて、独学で舞台美術家となる。現在では日本を代表する存在で、「紀伊國屋演劇賞」ほか多数の賞を受賞している。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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