荷風文学みちしるべ 岩波現代文庫

奥野信太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006021931
ISBN 10 : 4006021933
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
247p 15cm(A6)

内容詳細

荷風に傾倒した奥野信太郎は、荷風についての多くの優れた随想・評論を残している。中国文学者である奥野は、様々な見地から自由闊達に「最後の文人」荷風を語る一方で、特に荷風文学解読の鍵として、荷風に与えた中国文学の深い影響を強調する。奥野の「荷風論」を、初めて集成して一冊にまとめる。荷風愛読者への待望の一冊。

目次 : 荷風文学鑑賞/ 荷風の当代観察記/ 「珊瑚集抄」解説/ 「花火」「二人妻」解説/ 反俗を貫く最後の文人/ よき教授永井荷風/ 荷風と私家版/ 永井荷風における好色趣味/ 永井壮吉教授/ 荷風文学の女性像/ 荷風と中国文学/ 荷風追憶/ 永井教授の俸給/ 荷風と金銭/ 対談 永井荷風の人と作品

【著者紹介】
奥野信太郎 : 1899‐1968年。東京生。中国文学者、随筆家。慶応義塾大学教授。1925年、慶応義塾大学文学部卒。中国文学研究のかたわら、多くの軽妙洒脱な随筆を残した名エッセイストとして知られた

近藤信行 : 1931年、東京生。文芸評論家。山梨県立文学館館長。早稲田大学大学院仏文科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • moonanddai さん

    中国文学者であり永井荷風心酔者の荷風雑感。荷風の作品のみならず人となり(例えば金銭感覚や遊びの精神など)が知れて楽しかった。中に濹東奇譚の文章の引用があり、「小説をつくる時…最も興を催すのは…生活及び事件が開展する場所の選択とその描写とである」としている。これは浮世絵の世界にも通ずるものとされているが、私も荷風の作品に惹かれるのはこの「江戸」やかつての「東京」の「雰囲気」を感じるところではないかな、と思ったりします。ミステリでもそうですが、ロジックも大切だがこの「雰囲気」というものが大切だと考えています。

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