オリンピックの身代金

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048738996
ISBN 10 : 4048738992
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
追加情報
:
20cm,524p

内容詳細

昭和39年夏、オリンピックに沸きかえる東京。開催妨害を企む若きテロリストと警視庁刑事たちの熱い戦いが始まる。昭和が最も熱を帯びていた時代を、圧倒的スケールと緻密な描写で描き切るエンタテインメント巨編。〈受賞情報〉吉川英治文学賞(第43回)

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959年岐阜県生まれ。97年『ウランバーナの森』で作家デビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を、04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を、07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 すごくリアリティのある1冊という感じが...

投稿日:2013/08/27 (火)

 すごくリアリティのある1冊という感じがした。

fumi さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助 さん

    前回1964年の東京五輪。幼稚園児だった私も、国道に並ばされ聖火ランナーを見た。もうもうと上がる白煙を今も、はっきりと覚えている。当時の空気感を、見事に再現してくれた1冊だった。「身の回わりのすべてが青春」だった日本。しかし、明るいばかりだったわけはない。水不足で昼7時間も給水制限せざるを得なかった「東京砂漠」。五輪関連の建設工事の事故で300人以上も亡くなった。この作品では「人夫たちはオリンピックの人柱」と表現されている。圧倒的なサスペンスにはらはらしながら、一気に読了。今年の夏が楽しみだ!

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    二段組み521頁が「あっ」という間でした! 1か月以上時間のズレた、島崎視点の物語と落合刑事視点の物語の時間差がどんどん無くなることで、追い詰める緊迫感を盛り上げます。 日本・韓国・中国、どの国もオリンビック開催には、光と陰があったのでしょうね、人々の熱狂とやるせない悲しみが溢れたお話でした。よかった!!

  • 再び読書 さん

    いつもの奥田節がでてこずに戸惑ったが、何故かジーンと胸を突き刺す思いが残った。秋田の当時の農家の暮らしの厳しさ、当時も今も変わらない支配層の理不尽さ、学生であるが故の純粋さ。想像通りの最後であるが、涙が潤む。まだ高度成長時代の幕開けを、陽と影が織り成す国家に対抗する若者を通じて静かにはっきりと訴えかける。奥田英郎と言う作家の凄さに圧倒されました。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    前回の東京オリンピックでのテロ。日付が示されているが時系列がずれているので序盤に若干戸惑うがドンドン引き込まれていき面白かった。ただ読後感はよくない・・・。

  • Die-Go さん

    図書館本。五輪開催を目前に控えた東京都。そこに五輪の無事開催を盾に、爆破を繰返し暗躍する東大院生島崎国男を軸に物語は進む。徐々に暗部へと突き進んで行く島崎の変化が見物。相変わらずの奥田小説の読みやすさながら、なかなかに重厚な語り口。終盤は飛ぶように読ませる。★★★★☆

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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