東欧の想像力 現代東欧文学ガイド

奥彩子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784879843432
ISBN 10 : 4879843431
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;19

内容詳細

目次 : 東欧文学とは何か?―間の世界の地詩学を求めて/ ポーランド/ チェコ/ スロヴァキア/ ハンガリー/ ユーゴスラヴィア/ アルバニア/ ブルガリア/ ルーマニア/ オーストリア/ 東ドイツ/ イディッシュ文学/ 東欧からのドイツ人追放とドイツ人の故郷喪失をめぐる文学/ 東西統一後の東欧系ドイツ語文学/ 南欧と東欧の交錯―トリエステそしてボリス・パホル/ 東欧文学とフランス語/ 英語のなかの東欧系文学/ ラテンアメリカ文学と東欧

【著者紹介】
奥彩子 : 共立女子大学文芸学部准教授。専門は東欧文学、比較文学

西成彦 : 立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専門は比較文学

沼野充義 : 東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門はロシアおよびポーランドの文学。また文芸評論、翻訳、日本文学の海外への紹介にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tonex さん

    現代東欧文学のガイドブック。ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、アルバニア、ブルガリア、ルーマニア、オーストリア、東ドイツなど国・地域別に代表的な作家を数名ずつ紹介。イディッシュ文学、ドイツ人の故郷喪失をめぐる文学など国・地域の枠に収まらないテーマについても網羅。東欧文学の世界も広くて深い。

  • miyu さん

    この集大成。素晴らしすぎて二の句が告げない。世に問いたいものが明確という点で松籟社は出版社としての矜持を持つ数少ない存在だ。多少高価であろうと自腹を切って買う価値は十二分にある本ばかり。予想外に東欧(中欧というべき?)の書物を読み耽りお気に入りにしている自分に気がつく。直近ではシンボルスカの詩を読んだし、レム、フラバル、クンデラ、イムレ、キシュ、カダレ、ハントケ、グラス、ミュラー、レンツなど数え上げるとキリがない。しかしそれ以上に数多のまだ我々の知らない素晴らしい作家がいることをこの本を読んで再認識した。

  • きゅー さん

    東欧(中欧)文学のガイドブックとして今後何十年も力強い友になってくれそうな一冊。冒頭の沼野充義の「東欧文学とは何か?」からすでに渾身の出来。その後ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、アルバニア等々の東欧文学史と、作家紹介が続く。執筆者による熱意のこもった紹介文は殊に貴重だ。このような形で東欧の作家を概覧する機会はめったにないだろう。また、邦訳作品リストも非常にありがたい。邦訳なしの作家もまだ数多いが、今後この本が改訂されるにつれ少しずづでも翻訳が進むことを期待したい。

  • とよぽん さん

    まず、東欧について自分がいかに無知であるか、知らされた。西欧とロシア(ソ連)に挟まれている地政という観点では、むしろ中欧と呼ぶ方が妥当だという記述に、とても納得できた。そして、中欧諸国の民族や国家がこれまでに受けた不条理や暴力の数々に改めて驚いた。母国語を使えない状況でも、フランス語や英語を使って、あるいは安全な国に亡命して、文学による表現を捨てなかった東欧の作家が多数紹介されている。自分だったら、日本語でない言語を使ってまで詩や小説、評論などを書こうとするか?・・・否。

  • 柳瀬敬二 さん

    南はバルカンから北はバルト三国まで広がる「東欧」。この地域は、激動の20世紀の中でドイツとソ連の2つの全体主義、そしてホロコーストを経験した。東欧にとっての文学とは、思想・国家の激しい変遷の中で揺れる自己のアイデンティティや過去の戦争犯罪と向き合うことであり、政治、社会的なニュアンスの極めて強いものであった。いわゆるマイナー原語が入り乱れる地域ゆえに未翻訳の作品が多い中、これだけの広大な未知の世界が存在することを教えてくれるこの本は極めて貴重だろう。

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