脱獄山脈 長編山岳推理 祥伝社文庫

太田蘭三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396331139
ISBN 10 : 4396331134
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
追加情報
:
16cm,451p

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読書メーターレビュー

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  • goro@80.7 さん

    これも山岳小説だ!刑務所を脱獄した4人組。山のルールも知らずに逃げてゆくが次第に山に魅了されてゆく姿が何とも面白い。そうなんだよ〜アルプスの景色を見ちゃうとこんな場所が日本にあるのかと心が洗われるんだよ。俺も上高地から親不知海岸まで縦走してみたい。山を下りたくなくなるんだよね〜。まぁ懲役山岳会は下りたくても下りられない事情があるけど別れるシーンは読んでるこちらも寂しい気にさせられた。これは俺のお山文庫入りです。次作「赤い雪崩」も読みたい。

  • June さん

    元警察官で殺人罪で服役中の一刀猛は妹の死を知り脱獄する。この男、冤罪ではないか?警察の裏をかきつつ山を縦走しながら逃げる脱獄犯らとじわじわと追い詰める警察。妹に似た女と山で出会い行動を共にするが、この女の素性が気になる。星がチカチカとまたたいた後は暴風雨だ。悪天候の中、遭難者を背負って一刀らが山荘に避難してくるくだりは、緊迫感と展開に期待が高まった。そして徐々に明かされる真相。5人は過酷な環境で寝食を共にし歌を歌い絆を深めていく。 山のなせる力だ。山の連なりや風景、花の名前に詳しければもっと楽しめたかも。

  • ヨーコ・オクダ さん

    山岳系はあまり得意ではないのに難無く読めた!タイトルからは想像がつかないラストの清々しさが何とも言えない。元警官の一刀(殺人罪)、暴力団幹部の岩田(殺人罪)、窃盗犯の由美雄、詐欺師の赤木が多摩刑務所から脱走。とある飯場で食料、衣類、金品等を盗んだ後、スポーツ用品店の倉庫に忍び込み、登山用品一式を装着して奥多摩へ。そこから北アルプス→後立山連峰→日本海への大縦走。脱走劇から登山中の描写も興味深いが、なぜ一刀が服役しているのか?脱獄の目的は?岩田と組んだ理由は?この辺のストーリーの作り込みもエエ感じ。

  • ハッチ さん

    登山が好きなので、ずいぶん前に買ったのをやっと読んだ。後半にかけてのめり込んだ。脱獄囚が登山を通して、だんだんと結束が強くなるところが良かった。

  • けい さん

     脱獄因達がそれぞれの問題を解決する為に奥多摩、奥秩父、北アルプス、親不知までの山々を大縦走するという何とも壮大な話だった。脱獄因同志の少しずつ深まる絆と色恋沙汰、そして山を熟知している筆者ならではの描写が良かった。

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人物・団体紹介

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太田蘭三

1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌「新表現」を経て、1956年、時代小説でデビュー。2012年10月逝去。享年83(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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