基本情報
内容詳細
恋、人生、四季のうつろい。名歌に秘めた百人百様の想いをなぞって体感。脳活に、古典の勉強に。「えんぴつで」シリーズ第11弾!
目次 : 秋の田のかりほの庵のとまをあらみ我が衣手は露にぬれつつ(天智天皇)/ 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)/ 足びきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人丸)/ 田子の浦に打出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山辺赤人)/ 奥山に紅葉踏み分けなく鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)/ かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける(中納粛家持)/ 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿倍仲麿)/ わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)/ 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに(小野小町)/ これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)〔ほか〕
【著者紹介】
大迫閑歩 : 1960年鹿児島県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。同大学院修士課程修了。九州女子大学共通教育機構准教授。漢字の古い書体を中心にした研究、作品制作を続け、後進の指導にあたっている
吉海直人 : 長崎県生まれ。國學院大學文学部卒業。同大学院博士後期課程修了。博士(文学)。国文学研究資料館文献資料部助手を経て、同志社女子大学表象文化学部教授。2012年より公益財団法人小倉百人一首文化財団理事(時雨殿館長)を兼ねる。専門は平安朝文学、特に源氏物語と百人一首の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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