江戸時代 中公新書

大石慎三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121004765
ISBN 10 : 4121004760
フォーマット
出版社
発行年月
1977年08月
日本
追加情報
:
18cm,266p

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読書メーターレビュー

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  • mackane さん

    日本の近世にあたる江戸時代。中世より続く商業基盤や金銀鉱山開発によって力を蓄えた諸大名による戦乱後、徳川が天下を握るとその経済力を背景に、長期の安定が続いた。治水土木技術が向上し大規模な平野開発が可能となり、古代より支配者が目指していた農本主義も完成、都市人口も激増。自然由来ではない計画的な都市設計も進む。身分も固定化された。鎖国という名の対外「開国」政策を行い、貿易量を増加させつつも価値観や地方勢力増強を制御した。しかし、最後は、多くの藩が財政破綻し資金繰りに困窮、外国からの圧力の中、終焉を迎える。

  • ジュンジュン さん

    通史ではない。江戸時代を特徴づける現象を選び、それを以って江戸時代の流れと意義を考察する。初期の大開拓時代、城下町の成立、100万都市の実態、絹と金銀の関係など。一番へぇ〜だったのは、問:明治維新で得をした者は?→「領主階級は維新変革による被害者ではなく利得者である」(242p)。なるほど、明治維新を江戸時代から眺めるとそうなるのか。

  • fseigojp さん

    江戸時代を前期と後期に分ける 前期は大開拓時代 いまの県庁所在地のほとんどはこのころが発祥 18世紀以後は人口も頭打ち 18世紀に日本に外資がこなかったのは謎

  • 珈琲好き さん

    江戸時代は大新田開発時代。江戸時代(1867年)以前の大規模治水の3割強が江戸時初頭に集中してるのは、大規模河川を一円支配できる権力が確立したのが古代以来だったため。平安から室町までの耕地面積はほぼ変わらないが、室町から江戸時代中期(1720年)には3倍になっている。/新田開発が進みすぎたため早くも1650年頃から洪水が多発するようになる。そのメカニズムは、田畑や肥料採取のために山を丸裸にする→土砂崩れが起きる→河川の河床が高くなり洪水が起きるというもの。

  • akiakki さん

    マクロな視点で江戸時代の土地開発、都市、経済、人間社会といった様々な面が解説されています。初版が1977年8月25日なので古い学説を警戒していたが「田沼意次の汚職は創作」「生類憐みの令は人権擁護の面もあった(大八車の車両事故取締法)」のように歴史人11月号で読んだ最新の学説が記載されていて驚いた。交通問題の項でプリビレッジかつ保安から武士層のみ簾を上げた籠を使わせたい幕府、便利だし吉原へ行くのに顔を見られたくないから簾を下した籠を使う平民のエピソードを読むと創作で江戸時代が人気なのも分かります。

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人物・団体紹介

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大石慎三郎

1923‐2004年。東京大学文学部国史学科卒業。博士(文学)。学習院大学名誉教授。徳川林政史研究所所長、愛媛県歴史文化博物館館長などを歴任。専攻は近世日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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