風化水脈 新宿鮫 8 光文社文庫

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334768010
ISBN 10 : 4334768016
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
730p;16

内容詳細

殺人傷害事件で服役していた真壁が出所した。だが、真壁が命がけで殺そうとした男・王は、藤野組と組む中国人組織のボスとなっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な発見をした―。過去に縛られた様々な思いが、街を流れる時の中で交錯する。心に沁みるシリーズ第八弾。

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年名古屋市生まれ。’79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、’94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、’04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、’06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説協会大賞、’10年に日本ミステリー文学大賞、’12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞、’14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんたろー さん

    8巻は派手な事件はないので好みが分かれそうだが、歴史や地理を丁寧に紐解いて、シリーズで最も新宿の匂いが漂う。訳アリ老人・大江とヤクザ・真壁の二人を描きつつ、鮫島の生き方を問い詰めるハードボイルドでありながら、真壁とその女・雪絵とのラブ線を「演歌」のように彩り、晶と鮫島の関係さえも浮き彫りにする「愛の佳作」だと思う。前作で殆ど登場のなかった桃井、薮の登場が多いのも嬉しい。事件と人間が繋がり過ぎな感も若干あるが、それも「新宿だから」と思わされてしまう説得力もある。鮫島の矜持も鮮明になって、次巻の活躍も楽しみ♬

  • k5 さん

    春の警察小説祭りその@。初出が新聞連載だったこともあって、キッチュさが魅力のこのシリーズにしては、いたって真っ当なハードボイルド。あと中年になると美味しい街の歴史も楽しめて名作ですが、ちょっとエンジンがかかるのが遅いうらみはあります。シリーズの中でも会話の美しさは群を抜いているかもで、桃井の「むずかしいところにきたな」というような言葉遣いには痺れました。

  • kei302 さん

    シリーズ順番関係なく読破中。『絆回廊』は辛くて読めないけど…。第8弾は派手さがなくて、情の部分が濃い。大江老人、真壁、雪絵さんと母親、さり気なく登場しているのに影響大の深見。タイトルの風化水脈の意味が深い。あの井戸が! 最後に伏線回収の手法、大沢作品ではめずらしいかも。すっかり忘れてたので感動したよ。

  • 鍵ちゃん さん

    殺人事件で服役していた真壁が出所した。だが、真壁が命がけで殺そうとした男・王は、藤野組と組む中国人組織のボスとなっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な発見をした。前半は新宿がどうとかとグタグタだったが、後半から一つ一つの事柄が結びつき一気に結末へ。誰が悪党かはわかりながら、取り巻く人達の思いが面白かった。今回は700頁超えにも関わらず殺人が少ない分、心に染みた内容でした。

  • ねこまんま さん

    そんな偶然ありかいな?と思うほど都合の良い展開ではあるけれど、真壁のキャラが素敵すぎて好きな巻です。新宿の歴史や、過去の深い因縁が巡り巡って現在の事件に繋がっていきます。だけど真壁は本当に組抜けできるんだろうか?

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大沢在昌

1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学

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