雨の狩人

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344026131
ISBN 10 : 4344026136
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
602p;20

内容詳細

刑事を殺そうとした極道と、極道を殺そうとした刑事。 罪が深いのは、そして生き残るのは、どちらだーー。 


『新宿鮫』と双璧を成す警察小説シリーズの、最高傑作!  
地下格闘技が行われていた新宿のキャバクラで、不動産会社社長の高部が銃殺された。 捜査一課の谷神とコンビを組んで捜査に当たった新宿署のアウトロー刑事・佐江は、高部殺しが、日本最大の広域暴力団・高河連合最高幹部の延井が仕掛けた一世一代の大勝負「Kプロジェクト」に繋がっていることに気付く。 延井は、連合の存続をかけた「Kプロジェクト」の完遂のため、延井に忠誠を誓う凄腕の殺し屋「佐藤」を使って、障害となる者を秘密裏に消していたのだ。 


一方の谷神も誰にも言えない秘密を抱え、タイからやってきたプラムという少女とともに、延井に標的にされた佐江をサポートしようとする。 プラムに愛情にも近い感情を抱いた佐江と、佐藤が自分の父親であることに気付いてしまったプラム。 過去に谷神が犯した事件を端緒に、佐江、谷神、延井は、それぞれの思惑と矜持をかけた全面戦争へと突入する……。 


血が血を呼び、謎が謎を呼ぶ、『新宿鮫』を遥かに凌駕する警察小説シリーズの、紛れもない最高傑作!



【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年、愛知県名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞。2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』、06年『狼花 新宿鮫9』、12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞を受賞。04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年に日本ミステリー文学大賞、14年に『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紫 綺 さん

    「警官になろうなんて奴は、誰かを守りたいからなるんだよ。悪い奴をとっちめたいとか、犯罪をなくしたいなんてのは、二の次だ。本当の警官の仕事ってのは、誰かを守ることから始まる。」当り前の事なのだろうが、ジンと来た。似て非なる刑事2人と日本最大の暴力団との壮絶バトル。

  • タックン さん

    狩人シリーズ4作目、そして久々の大沢ワールド炸裂。始めは読みにくかったけど後半からは面白くて一気読み。今回のテーマは暴排条例が施行されて表向きは暴力団の犯罪が減ったという話題や世相に対するアンチテーゼかな。それに合法カジノとかおれおれ詐欺とかと絡めてる。それに対し作者は谷神で本音を佐江で理性を語らしている。暴排条例で暴力団組織を排除しても悪は減らない、むしろ地下に潜った今の方が怖い・・・・それがメイン。ただ佐藤とプラムが一度も父・娘として語り合うのがなかったのが残念だったな。

  • ゆみねこ さん

    今作はヤクザと法の上では一般人で危険な輩、日本とタイを舞台にしたスケールの大きなもの。佐江とコンビを組んだ本庁捜査一課の刑事・谷神、タイで不幸な目にあった娘・プラム。佐江さん、毎回大ピンチハラハラドキドキで一気読み。面白かった、最新作はいつ読めるかな?

  • シ也 さん

    狩人シリーズ、これで最後なのだろうか。新宿鮫もだが、好きだったシリーズが最後を迎えるようになると寂しさを感じる。今回は暴力団とタイから来た少女。そして警視庁捜査一課の謎の刑事が入り乱れる作品で、スピードが上がっていく展開には盛り上がった。そして相変わらず佐江刑事がカッコよく、特に「誰かを守りたいと思うから警官になるんだ」の一言はラストに繋がる一言だったのだと読み終えてから気づき切なくなった。警視庁捜査一課長の立花は新宿鮫でも登場する立花一課長と同一人物だろうか

  • ミーコ さん

    シリーズ物と知らずに読了。前半 苦戦しましたが、後半は面白くて 止められずハイスピードで読んでしまいました。沢山の人と、海外にも飛ぶので挫折しそうになりましたが、最後まで読んで正解。佐江も神谷も格好よく、ステキでした。神谷さん 残念な結果に・・・。 プラムは強く生きて行って欲しいと願ってしまいます。

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大沢在昌

1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学

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