大江健三郎全小説 第13巻

大江健三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065090145
ISBN 10 : 4065090148
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
594p;22

内容詳細

いったんは「神」と信者をコケにした棄教者のリーダーが戻ってきた。脇腹に「聖痕」を刻んで・・・。 いったい教会は再建されうるのか? そして神なしの祈りはありえるのか? 「世紀末の闇の深さ、希求する若い魂の激しさ。それをリアルに、明快に書くことをねがった。ひとり少年時に聞いた『神』の声を追いもとめる若者も、死の前に生きなおすことを企てる初老の男も、自分だと思う」(著者)。


いったんは「神」と信者をコケにした棄教者のリーダーが戻ってきた。脇腹に「聖痕」を刻んで・・・。 いったい教会は再建されうるのか? そして神なしの祈りはありえるのか? 「世紀末の闇の深さ、希求する若い魂の激しさ。それをリアルに、明快に書くことをねがった。ひとり少年時に聞いた『神』の声を追いもとめる若者も、死の前に生きなおすことを企てる初老の男も、自分だと思う」(著者)。

【収録作品】
宙返り

──神なき祈り

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読書メーターレビュー

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  • ブルーツ・リー さん

    オウム真理教の事件を受けての、大江健三郎による、それまでの作品のリライト。 天に登る太陽の鏡写しとなるような、地に潜っていく黒い太陽を描く作品だった。ダンテの神曲の地獄巡りのような10年を経て、そして地上に戻ってきた新興宗教を描く。 「宙返り」は、ひとつの玉音放送ではなかったか。その方向性が地平線の上に向かうか下に向かうかというだけのことであって。 大江健三郎にとって、宗教とは「魂のこと」を行う場所であって、権威とは一体ではあり得ず、人間の実在と共にあれ、という思想を描いた書、として読んだ。

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人物・団体紹介

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大江健三郎

作家。1935年愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。在学中の57年、「奇妙な仕事」で作家デビュー。94年にノーベル文学賞を受賞。主な著書に『飼育』(芥川賞)『個人的な体験』(新潮社文学賞)『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)など。2023年死去

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