Sfの書き方 -「ゲンロン 大森望 SF創作講座2016-2017」 全講義録(仮)

大森望

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152096845
ISBN 10 : 4152096845
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

2016年4月、書評家・翻訳家・SFアンソロジストの大森望を主任講師にむかえて開講した「ゲンロン大森望SF創作講座」。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という第一線の作家陣が、SFとは何か、小説とはいかに書くかを語る豪華講義を採録。各回で実際に与えられた課題と受講生たちの梗概・実作例、付録エッセイ「SF作家になる方法」も収録の超実践的ガイドブック。

目次 : SFの書き方 講義篇(ゲンロンSF創作講座へようこそ(大森望)/ 定義(東浩紀・小浜徹也)/ 知性(長谷敏司)/ 構成(冲方丁)/ 情報(藤井太洋)/ 梗概・実作講評篇(宮内悠介)/ 論理(法月綸太郎)/ 家族(新井素子)/ 文学(円城塔)/ 宇宙(小川一水)/ 神(山田正紀))/ SFの書き方 実作篇(二本目のキュウリの謎、あるいはバートレット教授はなぜ時空犯罪者を支持することにしたのか?(崎田和香子)/ コランポーの王は死んだ(高木刑))

【著者紹介】
大森望 : 1961年、高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。2013年には『NOVA』全十巻で第三十四回日本SF大賞特別賞、第四十五回星雲賞自由部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    内外SF小説について知り尽くした大森氏による創作指南本だけに、何よりも奇抜なアイデアを思いつくことが第一とする。そのアイデアを梗概としてストーリー化した上で実際に書かせ、作品のみならず梗概までも講評の対象として「どう書けばいいのか」とのプロセスを参加者に体得させ、素人には最も難しい「書きたいことを形にする」関門を突破させていくのだ。同時に実作者との対談で執筆時のノウハウを聞き出し、小説を書くための心構えを教えていく。書く意欲を高めることを重視する異色の創作講座であり、SF以外のジャンルでも通用するだろう。

  • chiseiok さん

    大好物の文章作法、小説技術系。この類いは小説と違って、いつ文庫化なるか、そもそもなるかどうかも不明、我慢しきれずに単行本購入。実際の創作講座で提出されたあらすじをゴージャスなプロ作家陣がリアル評価するという構成が新鮮めちゃ面白い。まるで商業建築家のようなスタンスの冲方氏、言霊頼み全開の新井氏、コントラストが素敵です。そして御大山田正紀氏のコメント、勝手に要約すると”大多数読者は常識外れの斬新な物語よりハリウッド式セオリー通りのプロットが好き”…って鋭い!う〜んディテール抜きで突き詰めると自分もそうかも…。

  • ころこ さん

    ゲンロンで、現在4期目が行われている「大森望SF創作講座」の1期目の書き起こしです。SFは、単に科学的要素が設定に入っているというよりも「現実と異なる前提にある話」ともっと広く定義できます。純文学が社会を映さなくなった現在、歴史でも、社会でも、人類でも、物理現象でも、今我々の現実と異なる原理においてなされる事態が、反実仮想として、かつて純文学が担っていた文学の役割の一部を果たしています。かつて文学が書いていたものを「書く」と教訓めきますので、「あえて書かない」で背景にあるくらいの方がSFっぽいといえます。

  • たか厨 さん

    令和最初の読了本。大森望氏を主任講師に、月一回、SF作家をゲスト講師に迎え、2016年4月から1年間に渡り、行なわれたSF小説の書き方を教える講座。その講義録と受講者が提出した梗概と実作を収録した書籍。過去に脚本講座を受け、自分に創作の才能はないと自覚したが、このSF創作講座が「聴講生(講義を聴くだけで、実作の添削等はしてもらえない)」を現在募集中と聞きつけたので、募集に応じるかの判断材料として本書を取り寄せた。各作家ごとにSFに対するスタンスや執筆方法の違いが語られ、興味深かった。これは応募しようかな

  • tonpie さん

    SFに限らず、創作全般について強くインスパイアされる本だった。「ゲンロンSF創作講座」で語られ、議論され、提出された課題までも含めて公開。大森望、東浩紀、沖方丁、円城塔、山田正紀、そしてクレバーな編集者たちの濃い言葉。最初に取り上げられるSFというジャンルの日本における受容史の「まとめ方」のスマートさに、もうシビレてしまう。大森望が課題にふさわしい「先生」を選定して、先生が課題と「参考文献」を提示し、実際に提出された課題を見るという流れで、否応なくテーマに直面させられる。後半の「創作例」も面白かった。

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