現場者 300の顔をもつ男 文春文庫

大杉漣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167911447
ISBN 10 : 4167911442
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
288p;16

内容詳細

若き日に全てをかけた劇団・転形劇場の解散から、ピンク映画で初めて知った映像の世界、北野武監督との出会い、名監督たちと独自の世界を作り上げていった過程まで―。24時間営業俳優が語る俳優観と撮影秘話は深い余韻を残す。大杉漣が残した未発表ノートをもとに、もう一つの顔を浮き彫りにする大杉弘美氏の特別寄稿付き。

目次 : 居場所のなかった男、「肉練」積んで舞台に立つ/ 純情青年、結婚までの軌跡/ すべてをかけた劇団の解散。再び行き場を失う/ ピンクで映画世界の入り口に立つ/ 一般映画へ。アドリブができる喜び/ 常温の凄味。北野武監督の現場/ 裸自慢の渋チャメ系/ アドリブしまくる「爆弾男」/ 額にクギ、血まみれ顔でランチ/ 崔洋一監督作品で、走った、倒れた、死にかけた〔ほか〕

【著者紹介】
大杉漣 : 1951年、徳島県小松島市生まれ。74年に太田省吾率いる転形劇場に入団。「水の駅」をはじめ一連の「沈黙劇シリーズ」などに出演。80年高橋伴明監督『緊縛いけにえ』で映画デビュー。88年転形劇場解散後、北野武監督作『ソナチネ』(93)の演技が大きな注目を集め、『ポストマン・ブルース』(97)でおおさか映画祭助演男優賞、『HANA‐BI』『犬、走るDOGRACE』(98)などでキネマ旬報ベスト・テン、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞など数々の助演男優賞を受賞。バラエティ、CM、ナレーション、音楽ライブなどでも幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まさきち さん

    大杉さんは本当に役者が好きで、しかも役の大小にかかわらず真剣に取り組んできたのだなということがひしひしと伝わってくる一冊でした。それだけに亡くなられたことが本当に残念です。また巻末に収められた奥様からの寄稿に触れて、家庭においても素晴らしい人だったなということが感じられました。

  • nyaoko さん

    大杉漣。なんてカッコイイんだろう。大きな大きな役者魂を、最後の最後まで燃やし尽くした人だった。映画もドラマに大杉さんの名前があると見ずにはいられないほど、私の中では主役以上の大俳優さんだった。巻末の奥様の文章はただただ、涙涙涙…。ご冥福をお祈りします。

  • Kazuko Ohta さん

    正直言って、私は漣さんの演技を上手いと思ったことがありません。でもそこが好きだった。どんな役を演じていてもすごく普通で、素の漣さんもこんな人なんじゃないかと思えました。本書中に役柄と自分の境界をなくしたかったというようなことが書かれていて納得。「映るに足る働きをしているだろうか」。とんでもない、それの遥か上でした。個人的にいちばん記憶に残っているのは、『アベック モン マリ』(1999)のトイレに入る前にパンツを脱がないと用を足せない漣さん。そんなのを覚えていてごめんなさい。でも忘れません。大好きでした。

  • ばんだねいっぺい さん

     北野組への参加の後、ドラマなんか出ると「どうしたんですか?元気ないですよ。」には、笑った。三池監督の「3号までは、確認されています。」にも。駆け抜けたんだな。かっこいいなと思った。奥さんの言葉に涙が零れる。

  • 緋莢 さん

    2018年9月刊行。2001年10月にマガジンハウスから刊行されたものを文庫化。妻・大杉弘美さんの特別寄稿が収録されています。若い頃は劇団・転形劇場に多くをかけるも、劇団は解散。劇団在籍中に出演したピンク映画に出演し、その現場は真剣勝負で、故にピンクリボン賞授賞式の インタビューアーのバカにしたような言葉にカチンと来たという事や、その後の監督・北野武との出会い等、どの話も読みごたえがありました(続く

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