唄と三線だけなのに何故こんなに深くて豊かな味わいがあるのか、、名盤です。

一曲目の「かいされー」をラジオで聴いて衝撃を受けました。他の曲も素晴らしく聴けば聴くほど良くなる深みを感じました。きっかけがあれば沖縄の音楽も聴いてみたいなと思っていたのでこのアルバムと出会えたのは本当に嬉しかった。

この間、NHKでたまたま見た番組で大島さんが演奏していました。その時の流星という曲がずっと私の心の中でヘビーローテーションを繰り返しています。聞いているうちに好きになっていく不思議な曲です。

八重山の唄者、大島保克が八重山だけでなく、宮古・沖縄の唄をも悠々と唄い、島々を渡ってゆく。 特に素晴らしいのが宮古民謡「伊良部トーガニ」。緩やかで美しい旋律に込められた情が、大島の繊細で伸びやかな歌声に乗って心の奥深くまで染み入ってきます。八重山の情唄「とぅばらーま」を思わせる美しい唄です。

　大島さんの声が、あったかいです。　２回しか行ったことはないけど、遠くの沖縄を思い出すと、切なくて泣きたくなる。メロディーにもぐっときます。

味のある声とアコースティックなアレンジが心地良い、癒し系の唄。聴いているだけで、石垣島の風景が目に浮かび、空気を感じ取れる。都会の喧騒に疲れた方には、特にオススメ。

ここまで純粋で本格的な島唄は生まれて初めて聴きました。これからどんどんハマっていきそうです。素朴な三線の音色が最高！