レイテ戦記 1 中公文庫

大岡昇平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122065765
ISBN 10 : 4122065763
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
448p;16

内容詳細

戦争は勝ったか、負けたかというチャンバラではなく、その全体にわれわれの社会と同じような原理が働いている―。太平洋戦争の天王山・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使して再現した戦記文学の金字塔。毎日芸術賞受賞作。巻末に講演「『レイテ戦記』の意図」を付す。

目次 : 1 第十六師団―昭和十九年四月五日/ 2 ゲリラ/ 3 マッカーサー/ 4 海軍/ 5 陸軍/ 6 上陸―十月十七日‐二十日/ 7 第三十五軍/ 8 抵抗―十月二十一日‐二十五日/ 9 海戦―十月二十四日‐二十六日/ 10 神風/ 11 カリガラまで―十月二十六日‐十一月二日/ 講演『レイテ戦記』の意図

【著者紹介】
大岡昇平 : 明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『中原中也』(野間文芸賞)『事件』(日本推理作家協会賞)等を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和63年(1988)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ベイス さん

    冒頭数章、細かい軍事用語が連なる文体に面食らうが、これに慣れさえすればあとは一気に読ませる。レイテ島で起こったことを、ファクトベースで淡々と綴りつつ、参謀の判断の是非を、日米双方、俯瞰的な見方も交えながら検証する。そこに通底するのは、最前線で戦った兵士ひとりひとりに寄り添おうとする、作者の一貫した姿勢だ。こういう構造だからこそなのだろう、時折差し込まれる、兵士たちの生の声が非常に際立っていて、胸に迫る。これは「戦争の記録」という体裁を纏った「小説」である、という大江健三郎の解説にうなづく。第二巻へ。

  • nnpusnsn1945 さん

    今巻は第16師団、レイテ沖海戦と特攻を主題としている。地誌の説明やゲリラの事情にも言及がある。また、参考にした文献の信用出来る点、できない点についても説明がある。作戦のみならず兵士個人個人のエピソードについても語られている。所々に日米軍上層部に対する批判があるのが特徴と言える。読みやすくはないので、NHKの『レイテに沈んだ大東亜共栄圏』を読んでおくと内容をおさえやすい。

  • おたま さん

    8月には戦争に関する小説を読もうと決めていて、今年はこの『レイテ戦記』を読むことにした。読む前にも、この小説を読むことに躊躇した。どうもかなり軍事用語等について詳しい知識をもっていないと、難しいように思われたから。しかし、いつか読みたいとは思っていたので、思い切って読んでみた。読み始めて、やはりかなり手こずった。日本の軍隊とアメリカの軍隊の紹介があり、それが次第に戦闘状態に入っていくのだが、記述はどこまでも詳細だった。〇〇師団の〇〇大隊とか〇〇聯隊とかの部隊名、そしてその進行していく経路が詳しく描かれる。

  • 塩崎ツトム さん

    ほとんど準備不足の中始まるアメリカ軍の上陸。連合艦隊はほぼ壊滅。一方でアメリカ軍の進軍も遅れ出し、季節は雨季に突入。神風作戦。バラバラに吹き飛ばされ、腐っていく肉体。未来を奪われた、声のないはずの死者の声が、積み上げられる数字とともに響く。これでもまだ1巻目。

  • Book Lover Mr.Garakuta さん

    【図書館】【速読】【既読】:雑に大雑把に読んだだけではよく理解できなかったが、激戦の果てに日本は敗戦する。何のために戦争しているのか?自分にはよく分からなかった。

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大岡昇平

明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘

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