CD

Study In Blue

大山日出男

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ANTXDEDE3104
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

令和の幕開けと同時に送る、アルトサックスの要人、大山日出男による久々のリーダーアルバム。
片倉真由子の先鋭的なサポートにより大山のアルトも新天地を得る。
ジャズファンには是非聴いてもらいたい一枚!


「このアルバムは4曲のオリジナルと6曲のジャズスタンダード、合わせて10曲を収録した。一曲ずつ説明したい。
1.Amaizing Grace 奴隷売買に携わっていた英国人が悔恨のもとに作詞した。作曲者は不詳だが、アイルランドやスコットランドの香りがする旋律である。ここではボビー・ティモンズ作の「This Here」のアレンジメントを拝借した。リーダーだったキャノンボール・アダレイは「これは俺たちのソウルフルな教会音楽であって、バッハの合唱曲とは違うんだ、分かるかい?」と言っている。
2.Ezz-Thetic ジョージ・ラッセルはジャズの近代音楽への扉を開いた一人であるが、このモダンな旋律が作られたのは1950年代であると俄には信じがたい。マイルスやロリンズも録音を残している斬新なこの曲は当時の若い彼らの創作意欲を刺激したことは想像に難くない。物理学の用語のようなタイトルは、当時のヘビー級チャンピオン、エザード・チャールズの名前に由来。彼はリングから去ったのちにベーシストとしてNYのジャズクラブのステージに立ったらしい。事実は小説より奇なり。
3.Amanogawa天の川を題材に2018年に作曲した。子供時代を過ごした博多の夜空には決して見ることができなかったものだが、旅行中に山中で見た満点の星の優美さに感慨を覚えてこれに発想を得た。天の川伝説の牽牛と織女、一年に一度しか会えない悲恋もこの曲のもう一つの主題である。
4.There'll Never BeAnother You ジャムセッションでも良く取り上げられるこのスタンダードは、ソニー・スティットの録音で世界中のアルト吹きに良く知られた曲だ。しかしここではリズムをストレート8thにし、原曲のコードを殆ど変えてアレンジした。優れた曲を新しい形で提供することも、僕のジャズに対する想いの一つである。
5.Goin' Out To Sea 原題は「海に出かけよう」。2015年に作った曲である。幼少期を海の近くにあった祖母の家で過ごした記憶が鮮明で、青く波の高い太平洋と白い砂浜と広い松林は僕の原風景とも言える。ここでは瀬戸内海の穏やかな海でのクルージングをイメージした。最後のフレーズは港に戻り、ウミネコに迎えられる。偶然ではあるが。(中略)

アルバムタイトル「Study In Blue」は直訳すれば「藍色の研究」である。これは僕のジャズに対するイメージカラーがブルーであるから、ジャズの研究となる。ブルーは単純に青ではなく、類別すれば藍色であろう。台湾にあるジャズクラブBlue Noteの中国訳は「藍調」であり、その合致に愉悦した。もう一つはコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、「緋色の研究」に掛けさせてもらった。このタイトル曲も作った。実は当日に録音もしたのだが、特にリズムの面で満足できず僕の基準に達しなかったのでアルバムからは外した。次回作は別のアルバムタイトルに「Study In Blue」という曲がはいることになるだろう。こういう不思議さはジャズにあってもいい。」〜ライナーより抜粋〜(販売元情報)

【PERSONNEL】
大山日出男 (アルトサックス)
片倉真由子 メンバー (ピアノ)
伊藤勇司(ベース)
広瀬潤次(ドラム)

収録曲   

  • 01. AMAZING GRACE
  • 02. EZZ-THETIC
  • 03. AMANOGAWA
  • 04. THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU
  • 05. GOIN’ OUT TO SEA
  • 06. IN CASE YOU MISSED IT
  • 07. MACONDO
  • 08. BLUE MONTREUX
  • 09. GIANT STEPS
  • 10. ON THE WIND

ユーザーレビュー

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