まんが原作・原論 理論と実践 星海社新書

大塚英志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065319222
ISBN 10 : 4065319226
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
288p;18

内容詳細

無限の物語を生み出し、世界を構築するための新しいまんが制作論!メディアミックスの現場で、ますます必要とされる「まんが原作」。これまで、広く知られることもなく、批評されることもなかった“まんが原作制作”のすべてを、まんが原作の第一人者・大塚英志が徹底解剖。理論編では、中上健次や梶原一騎のまんが原作を取り上げ、原作者の思考を「未然の文芸」「否定的媒介」といったキーワードで鮮やかに分析。実践編では、「企画書」の手法とプロセスを、著者の実経験を踏まえた日米のリアルな事例によって解説する。クリエイターや実務者がいますぐ見て学べる企画書の実例サンプルを巻末に所収。「原作」こそが「ユニバース」である!

目次 : 理論編―未然の文芸(序 「まんが原作」とは「改変される」ためにあるテキストである/ プレ講義「字コンテ」と「絵コンテ」の関係/ 中上健次の「原作」分析/ 編集される原作/ ユニバースとしての原作)/ 実践編―原作を「企画書」で書く(ガバレッジと企画書/ 企画書に「世界」をどう描くか/ 企画意図から世界線へ/ 改めて、キャラクター設定の書式とは/ 最初に「企画書」が作られたまんがとは何かについて)

【著者紹介】
大塚英志 : まんが原作者・批評家。1958年東京都生まれ。国際日本文化研究センター教授。80年代には、徳間書店、白夜書房、角川書店で編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Iwata Kentaro さん

    著者の本はよく読むので衝動買い。ちょっと拍子抜けかも。理論を語っているから、というよりはその理論?の飛躍ゆえか。

  • なつのおすすめあにめ さん

    やっぱり素人考えをすると、まんが原作って小説とかに近いものをイメージしがちだけど、なるほどどちらかというと企画書なんですか。小説の映像化、コミカライズなど映像作品のノベライズなどは、完成された作品の変換だけど、オリジナル漫画の原作なら、たしかに一回小説にしないで企画書的なものが原作になるわけだ、なるほど。まんが原作を数多く手がけてきた大塚英志による批評兼実用書ですが、やっぱり村上春樹やジョーゼフ・キャンベルやらが登場するのはあるあるです。Qアノンやら戦時下のプロパガンダにまでタッチしているのも面白いです。

  • キュー さん

    中上健次さんの原作からああいう風に漫画化しちゃうんだってちょっと驚いた。中上健次さんが完成した漫画を読んでどういう風に感じたかがすごい気になったな〜。納得はしていたのかな。あと漫画の原作原稿を本にした物って確かにほとんど無いよなぁ。思い当たるのは平井和正の幻魔大戦の愛蔵版に現存する回だけ原作が収録されてたとかくらいかな。デスハンターのエピローグとかもか。1冊の本として刊行ってされたのって何があるのか調べて読んでみたくなったな。菊地秀行の退魔針とかって原作そのままなのかな。と、感想から脱線してしまったな。

  • ヒース さん

    マンガ原作を書くのならば何が必要なのか? ということを知りたいタイミングで本書と出会い購入。理論編はなかなか難しく、原作とはなんぞや、映画だったら何が相当するか、作者はどのようにしているかなどが語られる。後半は企画書そのものが提示され、書き換えられる前提のテキストがどのようなものなのかが目で見てよくわかった。後半の部分に価値があると思った。企画書を作って、世界観を提示できればあとは担当する部分に応じて書き換えが行われ、最終的に作品が完成される。ちょっと試してみたい。

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人物・団体紹介

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大塚英志

1958年生まれ。まんが原作者・批評家。まんが原作者としての著書は永山則夫をモデルとした『アンラッキー・ヤングメン』(藤原カムイ作画)など自作ノベライズを含め100冊近い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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