鞍馬天狗 3 新東京絵図 鶴見俊輔セレクション P+D BOOKS

大佛次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093523165
ISBN 10 : 4093523169
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
320p;19

内容詳細

江戸が東京に変わると大名たちは国許へひきあげ、夜の街にはひと気が消えた。傍若無人な浪人たちや錦旗を楯にして横暴な官軍。また幕府に殉じようとする老武士や函館戦争へ参じて帰らぬ夫を待つ若い妻など時代の狭間に蠢く人々が仔細に描かれる。そんな折、市井の人となった鞍馬天狗は、ある夜、巡邏の者に襲われ、思わぬ事件に巻きこまれる。時代小説の名作「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔が厳選した傑作シリーズの第三弾。

【著者紹介】
大佛次郎 : 1897年(明治30年)10月9日―1973年(昭和48年)4月30日、享年75。神奈川県出身。1964年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • cogeleau さん

    明治維新となった直後の鞍馬天狗の後日譚。江戸は東京と改称され、徳川家は駿府に移り、旗本・御家人の多くはそれに付き従って移住した。人口は急減し、広壮な武家屋敷は荒れ果てた空き家となった。士農工商のうちの武士階級のみが失職するという社会秩序の大変動が起きた。その混乱期の明治元年の東京に、役目を終えた鞍馬天狗こと海野雄吉が若い書生たちと模索の日々を送る。武士の時代は終ったのだが、その先が見通せない混沌とした状況を作者は描いている。鞍馬天狗の活躍も、剣戟の場面もほとんどない異色作と言える。☆☆☆

  • でろり〜ん さん

    絶品と思いました。これまで単にチャンバラ物と認識していた鞍馬天狗。だってさ、名前がさ、チャンバラ以外のイメージないですよ。三巻目にして時代はもう明治。ま、一話完結みたいな感じなんでしょうから、また江戸時代に戻ったりすることもあるのかもしれませんが。なんにしろ大佛次郎、はまりました。鞍馬天狗のイメージもすっかり変わりました。映画ではなく小説の天狗さんは、もちろん娯楽小説ではありながら、オットコマエな大人なのでありました。この巻のおぼえがきは、何とも素敵な内容でした。小説は素晴らしいと思わせてくれる一冊。

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大佛次郎

1897(明治30)年横浜生まれ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(大正10)年東京帝大卒業後、教員や外務省嘱託として勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を出し、その他小説の抄訳などを雑誌に寄稿する。1924(大正13)年大佛次郎の筆名で「鞍馬天狗」シリーズが人気となり、専業作家生活

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