猫のいる日々 徳間文庫

大佛次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198938741
ISBN 10 : 4198938741
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
374p;15

内容詳細

「ネコは生涯の伴侶」「次の世には私は猫に生まれて来るだろう」と語り、七十五年の生涯で五百匹以上の猫を飼った文豪・大佛次郎。仕事に向かうと極端に無口で怒りっぽくなる心をなごませてくれるのが猫であった。猫は人間に冷淡なので好きだ―そう述懐する著者の猫への眼差しは、どこまでも暖かい。猫に関する小説、童話、エッセイを集大成した猫好き垂涎のロングセラー!

目次 : 随筆・猫のいる日々(黙っている猫/ 猫のこと/ 私の猫/ 熱海の猫/ 新しい家族 ほか)/ 小説一篇・童話四篇(白猫/ 猫の旅行/ 小猫が見たこと/ 白猫白吉/ スイッチョねこ)

【著者紹介】
大佛次郎 : 1897〜1973。横浜市生まれ。本名野尻清彦。東京帝国大学法学部卒業。24年に発表された、「鬼面の老女」に始まる鞍馬天狗シリーズが認められ作家生活に。代表作に『帰郷』(日本芸術院賞受賞)他多数。64年文化勲章受章。横浜市港の見える丘公園内に大佛次郎記念館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    近藤史恵『モップの魔女は呪文を知っている』に収録された「愛しの王女様」(スコティッシュフォールドの子猫に一目惚れする女子大生の話)を読んだ後、本屋に行くと、たまたま猫にまつわる本を特集していた。不思議な縁を感じ初・大佛次郎として本書を読むこととなった。そして本書を持ち歩き訪れた池田20世紀美術館では河野里枝氏の「水族館に猫たちいり禁止」を鑑賞。このところ猫づいている。本書を読んで、猫の良いところは「人に媚びず、心に染まないことは決してしない気概と美しさをもつ」ことにあるのだということがよくわかりました。

  • ペグ さん

    大佛さんの家では猫は15匹と決めていたそうです。ある時餌の皿を数えたら16匹分ある。「16匹いるじゃないか」と仰ったら「はい。お客様がいらしてるんですよ」と奥様が❗️素敵なご夫婦です。猫がたくさんいるので結構ネーミングはぞんざいです。やんちゃなシャム猫の兄妹はアバレとアバ子😅「スイッチョ猫」も収録されていて楽しい。白吉のびっくりしたり困ったりが目に浮かぶようです😁大佛氏の目線が少し科学者っぽくて面白かったです❣️

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    大佛次郎氏の作とは知らなかったが『鞍馬天狗』や大村昆主演のパロディ『とんま天狗』をTVで見ていた記憶がある。生涯世話したネコは500匹以上という猫好き。多い時は15匹飼っていた。これ以上増えたらおれはこの家を猫に譲って別居する。と宣言し、猫好きの奥さんが拾ってくるのを牽制した。ネコが10匹以上いるのにネズミを捕らなかったり、泥棒が入っても騒がなかったりとあまり役には立っていない。猫好きで、山寺の猫にお土産の目刺しを持って行くとき、住職が食べてしまうかもしれないと猫にだけ発見できるような所に隠してきた。

  • あつひめ さん

    点訳下読み完了。猫好きにはたまらない一冊。そして、猫を飼った経験のある人は、わかるぅと頷くことが多いかも。生涯で500匹以上を飼ったとは…知人の家を思い出してしまった。昭和5年からの随筆が並んでいる。その時々の暮らしぶりの中に猫は欠かさず生活の一部と化している。猫を愛おしんでいる大佛さんの人柄が浮かぶ。猫の首輪にどこの猫?なんて札をぶら下げて、それにまた返事が返ってくるなんてなかなか面白い。クスリと笑えて、ホロリとすることもあって。飽きない一冊。猫も生きるための知恵が必要な時代だったのかもな。

  • あつひめ さん

    点訳一校正修正確認完了。ねこねこねこねこ。猫ばっかりのこの本を点訳中に愛猫が亡くなったのは切なく悲しかったけれど、大事な猫たちを残して飼い主が世を去るのもまた不憫なことと生き物と暮らすことで避けて通れない死を目の当たりにした。戦中戦後、猫と暮らすことも楽ではなかったろうけど、その大変さも大変に感じさせない描き方で猫1匹ずつの個性をちゃんと見ている優等生の飼い主さん。大仏さんが現代に生きてツイッターでつぶやいたら毎日読んじゃうのに。大仏さん自身に興味もわいた。いつか、孫にすいっちょねこを読んであげたい。

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人物・団体紹介

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大佛次郎

1897(明治30)年横浜生まれ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(大正10)年東京帝大卒業後、教員や外務省嘱託として勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を出し、その他小説の抄訳などを雑誌に寄稿する。1924(大正13)年大佛次郎の筆名で「鞍馬天狗」シリーズが人気となり、専業作家生活

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