宗方姉妹 中公文庫

大佛次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122073371
ISBN 10 : 4122073375
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
488p;16

内容詳細

終戦後、満洲から引き揚げた宗方家。節子は失業中の夫、病床の父に代わって生活のため酒場を開く。妹・満里子は疲弊する姉を歯痒く思うが、そこへ節子の昔の恋人が現れ…。小津安二郎監督の映画原作でも知られる長篇に、最晩年に執筆した「序の章」を加えた決定版、初文庫化。巻末に「映画「宗方姉妹」を見て」を付す。

【著者紹介】
大佛次郎 : 1897(明治30)年横浜市生まれ。本名・野尻清彦。兄抱影は天文学者。東京帝大政治学科卒業後、鎌倉高等女学校の教師、外務省嘱託を経て、1923年関東大震災を機に文筆に専念。「鞍馬天狗」シリーズで幅広い支持を得る。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。67年から死の直前まで朝日新聞で『天皇の世紀』を連載。64年に文化勲章受章。73(昭和48)年没。生涯で五百匹の猫を世話したほどの猫好きでも知られる。横浜に大佛次郎記念館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 双六 さん

    戦争に負けて変わってしまった日本人の美意識。宏、かっこよすぎ節子奥ゆかしくて昭和です。

  • なおぱんだ さん

    敗戦後の急激な時代の流れに身を任せるようにつつましく生きようとする姉と、奔放で自分の生きたいように生きようとする妹の対照的な姿を見守る、病により死期を悟った父親の達観を描くことで、戦争という激動の時代を耐え抜いた新しい時代の明暗が伝わる作品でした。一家の生活を支える姉妹と事業に成功した青年に加え、青年とフランスで知り合った未亡人との愛人関係や、一家を支えようとする兵隊上がりの純朴な男の姿を絡めながら、時代に取り残されまいと前向きに生きようとする家族の人間ドラマとしての深みを感じさせてくれる作品でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

大佛次郎

1897(明治30)年横浜生まれ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(大正10)年東京帝大卒業後、教員や外務省嘱託として勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を出し、その他小説の抄訳などを雑誌に寄稿する。1924(大正13)年大佛次郎の筆名で「鞍馬天狗」シリーズが人気となり、専業作家生活

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド