定本 夢野久作全集 2 小説

夢野久作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336060150
ISBN 10 : 4336060150
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
466p;23

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA さん

    全集二巻目。本書の白眉はやはり「犬神博士」ではあるまいか。前半はどうも興が乗りきらなかったが、木賃宿の主人をイカサマで打ち負かすシーンから俄然面白くなり、官憲と玄洋社の対立まで一気読み。この辺り久作と玄洋社の関係覚えてたらもっと面白くなったのになあ。未完が惜しまれる出来。他にも「狂人は笑ふ」「キチガヒ地獄」のような後年の「ドグラマグラ」に通じるような精神病院を舞台にした諸作、「斜坑」といった九州の土俗に外洋を舞台にした作品、果ては幻想小説の小品と盛り沢山。久作作品の様々な萌芽はこの時期からあったのだなあ。

  • ぐうぐう さん

    編年体の構成を持つ『定本 夢野久作全集』。夢野久作が小説家として積み重ねて来た流れが、発表順に収録された作品を読み進めていくことで、とても良く理解できる。目新しいものを果敢に作品に投入する姿勢は、幻肢を扱う短編「一足お先に」において見て取れる。無くなった足の痛みを感じるという現象が、いかに久作を刺激したか、容易に想像できる。言葉遊びになっているタイトルからわかるように、それを久作は、ユーモアを交えて描いているのが、また印象的だ。(つづく)

  • ∃.狂茶党 さん

    安定感が出てきてる。 夢野久作が描く女性像は魅力的で、時にガーリー、ゴスな魅力を放つ。 『犬神博士』に限らんけど、百年以上前の博多の言葉が、微妙にわからん。 福岡生まれ福岡育ちなんだけど、細かいところがわからない。 これ、当時九州以外の地域の人にとっては、暗号だったんじゃないのか。

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人物・団体紹介

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夢野久作

1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。「いなか、の、じけん」等、因縁と心理遺伝を題材と

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