翁―OKINA 秘帖・源氏物語 角川文庫

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041001905
ISBN 10 : 4041001900
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
306p;15

内容詳細

美貌の貴公子・光の君の妻である葵の上に、妖しいものが取り憑く。六条御息所の生霊かと思われたが、どうやらそれだけではないらしい。並の陰陽師では歯がたたず、光の君はついに、外法の陰陽師・蘆屋道満に調伏を依頼するが―。「獣の首をした王が、黄金の盃で黄金の酒を飲みながら哭いている―これ、なーんだ?」葵の上に憑いたものが出したこの謎々は、一体何を意味しているのか。いまだかつてない源氏物語が、幕をあける。

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    陰陽師のある意味スピンアウト作品なのかもしれません。蘆屋道満が年を経て出てきます。しかも源氏物語の中に。光の君も同じような能力を持っているのかもしれない感じで書かれています。様々な世界の神を二人は探求して、ということでかなりな大舞台のような感じです。私は源氏物語は様々な現代語訳をチャレンジしましたがダウンしています。どうも合わない感じです。このような物語ばかりあれば読むのでしょうが。

  • mocha さん

    源氏物語の中でも特に印象的な、六条御息所のくだりを底本としたファンタジー。夢枕版・光の君はとても妖しくて、沙門空海と共通するものがある。光の君とタッグを組むのが蘆屋道満というのも面白い。これは宮廷の人間模様も絡めての大長編にしてほしい。源氏物語をちゃんと読んだことがないという夢枕さんだから、実現しないだろうけど。そして改めて思い知る。『あさきゆめみし』最強!

  • 優希 さん

    面白かったです。『秘帖・源氏物語』と言われるだけあり、源氏物語の世界が妖しげな雰囲気を漂わせていました。原本にもとずくより、自ら作り出したような気がしてなりません。

  • ひさか さん

    光源氏が登場するから、秘帖・源氏物語という副題になってるんですね。 芦屋道満が登場しますが、陰陽師シリーズの芦屋道満のまんまの話です。 新ジャンルでなかったのが残念でしたが、これはこれで面白いお話です。

  • むっちゃん✿*:・゚ さん

    源氏物語は未読だけどあれでしょ?美男子の光源氏が色んな女の人夜這いして、最終的には葵さんを自分好みに調教してくやつでしょ?っていう若干偏ったイメージを持っている。笑 源氏物語をこの方が書くとこうなるのか〜と。多分原作に忠実ではない?知識がないぶんズバッと指摘出来ず。身重の葵の方がたくさんの謎の"もの"憑かれた!さぁ光の君と道満の二人でもののけ退治だ!というあらすじ。途中の虫が身体中に寄ってくるところ(虫を食べに来た蛇・蜈蚣もうじゃうじゃ)がゾッとして薄目で読んだ。これはこれで面白かった♪

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

夢枕獏

1951年生まれ。77年、「カエルの死」で作家デビュー。『上弦の月を喰べる獅子』で、89年に第10回日本SF大賞を受賞。『神々の山嶺』で、98年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章

プロフィール詳細へ

夢枕獏に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品