漱石俳句集 岩波文庫

夏目漱石

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003190043
ISBN 10 : 4003190041
フォーマット
出版社
発行年月
1990年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,235p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さゆ@俳句集販売中 さん

    本業が小説家だからか、いい意味で俳句的なぼんやりした情感よりも絵的な魅力がある句が多いように感じた。そのため、普通の俳句よりこちらが好きという意見があるのも頷ける。個性が光る作品たちだった。「吹き上げて 塔より上の 落葉かな」「叩かれて 昼の蚊を吐く 木魚哉」「凩に 裸で御はす 仁王哉」

  • クプクプ さん

    俳句集を今まで読んだことがなかったですが、夏目漱石の俳句なら読めるかもしれない、と思い読んでみたら、これが大当たりでした。柿の葉に月が写っている、という句や、魚を捕る四つ手網を読んだ句が印象的でした。私も子供の頃、四つ手網を使い、ドジョウやタナゴを捕ったので、とても懐かしい気持ちになりました。ロンドン留学中に書かれた句もありました。正岡子規は夏目漱石の俳句を「滑稽」だと表現したそうです。肩の力が抜けている点が夏目漱石が国民的作家と呼ばれる理由だと思いました。

  • Gotoran さん

    漱石は親友子規の感化で生涯におよそ2600句を残したと云う。本書は、その中から848句を選出・編集したもの。子規が書いた漢詩文集『七草集』を、漱石が読んで批判したことから交流が深まったと云う。子規が”奇想天外の句多し”と評したと云うように、漱石の句には、あくまでも、”自分がそう感じたから、そう思ったから、そう詠んだだけ”という無造作なざっくばらんさ、独特のユーモアがあり、思わずクスッと笑ってしまうような句が垣間見られた。 また滑稽さや言葉遊びに溢れる句に触れることもできた。

  • ころこ さん

    正直上手いとも思えませんが、句の背景を知るか、漱石という固有名が読ませるという他ありません。小説では、描写の数行が時間の経過を表現していたり、文章間の論理的隙間が登場人物の行動の「間」を表していたりしています。他方で俳句は、どうやらコミュニケーションの手段としたものが多いようです。特定の文脈を外れれば、アイロニカルに響くのも致し方ないかも知れません。自然を読んだ句の方が、小説と同様に素直に読めますが、これが漱石の俳句のスタンスといわれれば、それまでです。

  • fseigojp さん

    あるほどの菊投げ入れよ棺の中 見事な追悼句です

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

夏目漱石

1867年、現在の新宿区生まれ。1890年、東京帝国大学文科大学英文科に入学。1895年から96年まで、『坊っちゃん』の舞台である松山中学校で教鞭を執る。1900年9月、イギリス留学出発。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド