もっと厭な物語 文春文庫

夏目漱石

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167900465
ISBN 10 : 4167900467
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
316p;16

内容詳細

読後感もっと最悪。好評アンソロジー第二弾
読めば忽ち気持ちは真っ暗。だが、それがいい! 漱石の掌編からホラーの巨匠の鬼畜作まで、後味の悪さにこだわったよりぬき小説集。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    今回も「厭」は『嫌』よりもイヤだとしみじみ思った。前回と比較して、本能的(生理的)な嫌悪感を感じる作品が多かったように思う。想像力を働かせる隙間がない、ダイレクトにグロい作品が多かった。こうストレートに来られると逃げ場がない。ただ後味の悪さは、悲惨な結末が多かった前作品集の方が上か。とはいえホラー、人間のエゴ、厭世観に満ちた世界など多岐に渡る「厭さ」を思いっきり堪能出来た。今回も装丁が不気味。

  • KAZOO さん

    まだ最初の「厭な物語」は読んでいません。こちらの方が漱石が入っているので先に読みました。漱石のは予想通りというかもう一つ候補があったのですが。赤い蝋燭と人魚が入っているのは完ぺきに予想外ですね。クライヴ・パーカーのは昔「血の本」で読んだことがあります。氷川の作品も短い(3ページ)ですが、印象には残ります。

  • ムッネニーク さん

    73冊目『もっと厭な物語』(夏目漱石他 著、2014年2月、文藝春秋)国内外のバッドエンドな短編小説を集めたアンソロジー。恐怖小説からニューロティックな小説まで、幅広いジャンルから選び編まれているが、どの作品も背中に脂汗が滲むような厭らしさを感じる。 国内外を問わず、一流作家の作品が並ぶが、文章の美しさは漱石や氷川瓏、小川未明などの国内作家に軍配が上がるか。一番厭だと思った作品は草野唯雄の「皮を剥ぐ」だが、ギルマンの「黄色い壁紙」がフェミニズム小説としても傑作であり、一番のお気に入り。 「The End」

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「夢十夜」、「黄色い壁紙」、「赤い蝋燭と人魚」は既読。予想した通り、夏目漱石のは「夢十夜 第三話」でしたが、ラストで捨てようとした子供が重くなった意味が幾通りにも解釈できるのが面白いです。偏執狂の書いたと思わせるような「私の仕事を邪魔する隣人たちに関する報告書」で言いたいのは「引越ししろ」。「深夜急行」のじわじわ来るような怖さとラストの一文で分かることに戦慄。一方、「ロバート」、「皮を剥ぐ」、「恐怖の探求」は「こんな人間がいたら厭だ」と思うような気持ちがトリプルで来るので気持ちが悪くなってきます。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    各賞総嘗めだけど、失神者・嘔吐者、続出な仏ホラー映画『RAW』について呟いた時、ある読書人さんからアドバイスがきっかけで「恐怖の探求」が読みたくなってそれだけ、再読。作者のクライヴ・バーカー氏ってピンヘッドで有名な映画『ヘル・レイザー』の原作者だったんですね!蠅が集るほど、腐り切った肉を食べたベジタリアン。彼女がいなくなってからどうなったのかというのを想像すると悍ましい。一方でラストにはゾクリとした快感を覚えたり。自分の恐怖に自分が向き合わず、他者に任せるといずれ、自分に帰ってくる。皆さんもお気をつけて。

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人物・団体紹介

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夏目漱石

1867年、現在の新宿区生まれ。1890年、東京帝国大学文科大学英文科に入学。1895年から96年まで、『坊っちゃん』の舞台である松山中学校で教鞭を執る。1900年9月、イギリス留学出発。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に

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