本デアル

夏目房之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620319315
ISBN 10 : 4620319317
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

漱石の3部作には、自分自身の問題だと思い込んで必死に考えていたことが如実に書かれているように思えた…。夏目漱石の孫である著者が、祖父の3部作から手塚治虫のマンガまで全56篇を評する珠玉の書評完全収録。

【著者紹介】
夏目房之介 : 1950年、東京生まれ。漫画コラムニスト、学習院大学大学院人文科学研究科教授。青山学院大学文学部史学科卒業。1999年第三回手塚治虫文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 波多野七月 さん

    『本デアル』というタイトルからして、思わずツッコミをしたくなる。さらに序文の「とにかく本を読むのが遅い」の一言に、「そんじょそこらの、書評や読書エッセイとは訳が違う」という匂いがぷんぷんとただよってくる。コミックから吉本隆明、ヘッセに祖父である夏目漱石の書簡集。扱う作品のバラエティの豊かさは、さすが夏目房之介というべきか。祖父江慎さんの装丁やデザイン、さらに文字の組み方のセンスは流石。まるで、古き善き時代の活字文化を思わせる。手に取って読むよりも、目で味わいたい一冊です。

  • ハヤシマ さん

    普通のプロなら、こんな本文組版は決してしない。奇抜で独創的だが可読性を無視しているからだ。しかし、一流のプロしかこんな組版はできないだろう。というか、本当にこのまま出版してしまうところが非凡の証。まさに、私がこの本を手に取ったのは、本文組版のレトロモダンな美しさに惹かれたからである。デザイナー祖父江慎さんのお仕事。

  • May さん

    エッセイ側に寄った書評が多いかな。それも、著者にがっぷりと寄ったエッセイが多い。なので、ちょっと嫌になったりもする。あまりに筆者寄りの文章だと共感するのが難しいし、そもそもその本の魅力を伝えているわけではないから、何のために自分はこれを読んでいるんだろうと考えちゃうことがあるから。とはいえ、いくつか読みたくなった本があるので、結局のところ、著者に、勝ち負けでないことは先刻承知だが、負けたのであろう。思っているだけではなくて本当に読んで、本当に負けてやろうと思う。書評を読むたび、いつもそう思っていたりする。

  • かーだ さん

    夏目氏の書評はなるほどと思わされたり、思わず読んでみたくなったりで面白楽しいです。が、この本、決して読みやすいとは言えません(苦笑)

  • 睦月うさぎ さん

    ひと昔、ふた昔前の文学好きならつい手にとってしまう装丁かと。内容は活字の本、それからマンガについての書評をまとめたもの。読みたいと思う本も数冊見つかりました。

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人物・団体紹介

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夏目房之介

1950年生まれ。漫画批評の第一人者。学習院大学大学院教授(2021年3月退官)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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