神様のカルテ 2 小学館文庫

夏川草介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094087864
ISBN 10 : 4094087869
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p;16

内容詳細

栗原一止は、夏目漱石を敬愛する信州の内科医だ。「二十四時間、三百六十五日対応」を掲げる本庄病院で連日連夜不眠不休の診療を続けている。四月、東京の大病院から新任の医師・進藤辰也がやってくる。一止と信濃大学の同級生だった進藤は、かつて“医学部の良心”と呼ばれたほどの男である。だが着任後の進藤に、病棟内で信じがたい悪評が立つ。失意する一止をさらなる試練が襲う。副部長先生の突然の発病―この病院で、再び奇蹟は起きるのか。

【著者紹介】
夏川草介 : 1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県にて地域医療に従事。2009年「神様のカルテ」で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー、10年本屋大賞第二位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    一作目を読んで数ヶ月。一時帰国に合わせて親愛なる読み友さんがその蔵書の一部を分けて下さったのだが、なんと第二巻がその中に入ってた!Kしゃん、ありがとう‼️二巻目のくせに一作目を超えちゃうってどういうこと⁈!テーマは、生きることと死ぬこと、そして大切な人(友人だろうが家族だろうが)と生きていくこと、ではなかろうか。「これからもずっと一緒に生きていくのだ、ハル!」にヤラれた。一止先生のますますのご活躍を祈って。そして改めて漱石が読みたくなる作品だった。

  • yoshida さん

    大きく物語が展開した2巻。大事なことは、医師である前に人間であることを忘れないこと。一止と榛名の夫婦愛。古狐先生と千代夫人の夫婦愛。そして古狐先生と大狸先生の絆。2巻では改めて気づかされ、考えさせられることが多かった。登場人物がみんな、暖かで読んでいて救われる。過酷な労働環境、手を尽くしても失われる命、予想だにしなかった仲間の発病と急死。辛く苦しい出来事は多々起こる。しかし、登場する人物がひたむきで、一所懸命で、自身の役回りに真摯である。そこから悲しいだけではなく、感動が生まれてくる。納得の面白さでした。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    この温かい読後感、さすがです。もちろんそのような小説を浅薄だとか深みがないなどという向きもあるだろう。世の中は不公平と不条理と矛盾と絶望と哀しみに満ちており、「夢見がちな乙女じゃあるまいし、厳しい現実をきれい事の甘ったるい話にすり替えるんじゃねぇ」という辛口意見が聞こえてきそうである。だが良いではないか。どんなに絶望的な状況にあっても人には希望が必要だし、ささやかな幸せが必要だ。そうでなければ生きている意味がない。小説はしばしば「そうあって欲しい夢」を見させてくれる。だから私は小説を好んで読むのだ。

  • た〜 さん

    とにかく大狸先生がかっこいい。

  • ちょろこ さん

    時間を止めて、の一冊。涙だらけの読書時間だった。地域医療に対しての志。その志の根底に流れる幾つもの悔しい思い。それが一つ一つ明かされるたびに涙が溢れた。生があれば次は死、それは当たり前のことなのに。わかってはいてもいつだって悔しさは拭いきれない。幸せな時ほど、これからっていう時ほどその人の周りは倍の速さで時間が流れてしまう気がする。夫婦の時間を、今、二人に流れている時間を止めてって、何度も思った。そしてなんでこんなにみんな優しいの、強くて優しいの…最後はその想いが溢れた。

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