本を守ろうとする猫の話

夏川草介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093864633
ISBN 10 : 4093864632
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
222p;20

内容詳細

高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店『夏木書店』をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れる。21世紀版『銀河鉄道の夜』!

【著者紹介】
夏川草介 : 1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県の病院にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    夏川草介は、新作中心に読んでいる作家です。帯には21世紀の「銀河鉄道の夜」と書かれていましたが、私は夏川草介版「吾輩は猫である」として読みました。ライトな感覚のブックス・ラヴ・ファンタジー、傑作ではありませんが、書店員には評価されそうなので、次回の本屋大賞にはノミネートされるのではないでしょうか?大賞を取るほどのインパクトはありませんが・・・本作で2月は読了です。

  • bunmei さん

    『神様のカルテ』以来の夏川草介。古本屋を舞台としたファンタジー。昔気質の祖父が細々と営んでいた夏木書店。最近の本屋では決して見ることのない名作と呼ばれる書籍。祖父の思いがこもった陳列がされていた。その祖父が急死し、1人残された自暴自棄になりかけていた林太郎。そこに現れたトラネコ。しかもトラネコは偉そうに林太郎に「本を解放して欲しい」と…。夢か現かわからない不思議な世界がそこには広がり、読む人の心を誘います。そんな不思議な世界を行きつ戻りつする中で、林太郎が大人への階段を一歩一歩登っていきます。

  • ぷう蔵 さん

    読書歴の浅い私には耳の痛くなるような作品である。こんなにも深く考えて本というものに向き合ってきただろうか。本とはなんぞや?ただ暇つぶしのように読み漁っていただけではないのだろうか。ただ多くの冊数を読み自己満足していただけではなかろうか。本を読めばそれで世界が広がるわけではない、ただ知識を詰め込んでも自分で考え、自分で歩き出さなければ全て空虚な借り物である…。耳が痛い。本は人を思う心、思いやる心を教えてくれる。それは薄っぺらな同情心ではなく、共に悩み、共に苦しみ、共に歩むということ…。実に耳が痛い。

  • うっちー さん

    読書の深掘りができていないことを痛感しました。神様シリーズは続くのでしょうか

  • きさらぎ さん

    より多くの本を読むことに価値を見出す、要約を読み内容を推察する、読んだそばから捨てていく、読書の仕方は千差万別で、世の中には山のように本があるがその全てを読み解く時間は与えられていない。がむしゃらに本を読めば見える世界が広がるわけでもない。大切なものは常にわかりにくく、人を思いやる心を失ってしまってはそれに気づくこともできない。祖父から残された古書店で林太郎は言葉を話す高慢なトラネコに出会い、閉じ込められた本を自分の言葉で開放していく。本と本に関わる人から得たものを本のために還元する勇気のでる本だ。

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