勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 ハルキ文庫

増山実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758439626
ISBN 10 : 4758439621
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
増山実 ,  
追加情報
:
354p;16

内容詳細

ベテラン放送作家の工藤正秋は、阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は…いつの日か来た道」。謎めいた言葉に導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。小学生の頃、今は亡き父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日を思い出しつつ、街を歩く正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れた彼の意識は、「いつの日か来た」過去へと飛んだ―。単行本刊行時に数々のメディアで紹介された感動の人間ドラマ、満を持して文庫化!

【著者紹介】
増山実 : 1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。出版社に3年間勤務後、放送作家に。放送作家としては、関西の人気番組「ビーバップ!ハイヒール」(朝日放送系)のチーフ構成などを担当。2012年、「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補に。同作を改題した『勇者たちへの伝言』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 🅼🆈½ ユニス™ さん

    野球に出逢って野球を愛し、野球から勇気を貰った人達の生涯を描いたメルヘンチックな一冊です。- 本を読みながら創設9年目のシーズン、星野仙一監督の率いる東北楽天ゴールデンイーグルスが球団史上初のパリーグ優勝・日本シリーズ優勝を思い出す。めちゃくちゃ応援&興奮&感動したあの時の記憶が生々しい - ✉️ 何のために生きているのか分からなくなった時、自分がしてきたことが無駄だったんじゃないかと過去を悔いたくなった時に是非とも手に取って欲しい一冊 ✉️

  • あすなろ さん

    阪急ブレーブス。ブレーブスは、勇気。そんな懐かしい球団名と言葉の持つ意味から転じて、様々な人々の人生が描かれる。ありえぬ展開より人々を結びつけるのは些か強引さあるファンタジーだが、いろいろ考えさせられ、勉強させられた。帰国事業のことを何処まで知っているのか?はたまた亡父への憶い。中でもやはり帰国事業を現代迄通じて描いているのは瞠目させられる。本作の元題は、いつの日か来た道。読了後、含蓄ある題と感じた。

  • おかむー さん

    全体をとおしてはいいお話、ただ物事の背景の描写とか会話が説明的になって話の流れが滞ったり、物語の本筋がどこへ向かうのかわかりづらいちぐはぐな印象が惜しい。『“かなり”よくできました』。今は無き阪急ブレーブスを軸にしたプロ野球黎明期にまつわる人情話かと思いきや、中盤あたりから北朝鮮帰国事業の悲惨さに移行する。最終的に話はうまくまとまるのだけれど、エピソードがほぼ過去の回想ばかりなので数巻ある長編のダイジェストっぽく感じられてしまうところが惜しいかな。とはいえ読み終えてみればとてもよい物語ですよ。

  • さおり さん

    この本はもっともっと登録数が増えるべき本だ!まだの人はみんな読んでください。この表紙・きいたことない作者・「又吉さんオススメ」の帯では、手に取ることはなかったでしょう。オススメしてくれたお気に入りさんにただ感謝です。私が苦手なファンタジー、そこが気にならずに物語に夢中になれたのは、その他の大部分で、事実を丁寧に丁寧に描いていたからだと思います。泣いたねー。これは、泣くしかなかったねー。あぁ、みんながこのお話を読んで、この熱意が伝わる感想を私の代わりに書いてくれますように!(他力本願は私の特技)

  • いこ さん

    50歳の正秋は、電車の中で不思議なアナウンスを聞く。「次は、いつの日か来た道」。空耳だった。その声は「にしのみやきたぐち」と告げていた。しかし、その声に導かれるように、正秋は電車を降りる。小学3年の時に父と来たその道は「西宮球場」へと続いていた。初めて見た「阪急ブレーブス」。勇者たちという名を持つその球団にのめりこんだ。今は球場も球団もなくなってしまったが。ここから壮大な物語が始まる。次々と現れる小さな謎は全て伏線だ。小学生時代の夕焼けの球場のノスタルジーが、途轍もないラストに着地する。心が震える感動作!

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