ローマ人の物語 27|上 すべての道はローマに通ず 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181776
ISBN 10 : 4101181772
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
16cm,234,4p

商品説明

ローマの真の偉大さはインフラ(社会資本)の整備にあった。

古代ローマの歴史には多くの魅力的な人物が登場するが、もう一つ、忘れてはならない陰の主役が、インフラストラクチャーである。「人間が人間らしい生活を送るためには必要な大事業」であるとその重要性を知っていたローマ人は、街道を始め様々な基礎的システムを整備してきた。現代社会にとっても欠くことができないこれらのインフラは、すべてローマに源を発している。豊富なカラー図版も交え、ローマの偉大さを立体的に浮かび上がらせる。

内容詳細

古代ローマの歴史には多くの魅力的な人物が登場するが、もう一つ、忘れてはならない陰の主役が、インフラストラクチャーである。「人間が人間らしい生活を送るためには必要な大事業」であるとその重要性を知っていたローマ人は、街道を始め様々な基礎的システムを整備してきた。現代社会にとっても欠くことができないこれらのインフラは、すべてローマに源を発している。豊富なカラー図版も交え、ローマの偉大さを立体的に浮かび上がらせる。

目次 : 巻頭カラー(アッピア街道/ 各地で築かれたローマ街道/ 「タブーラ・ペウティンゲリアーナ」/ クラウディア水道/ 各地で築かれた水道)/ イタリア本国のインフラ(イタリア地図(ローマ時代/現代)/ イタリアの遺跡/ ローマ近郊地図(ローマ時代/現代)/ フォロ・ロマーノ/ 紀元前六世紀及びコンスタンティヌス帝時代のローマ復元模型/ ローマ市内の遺跡/ ローマ市内の橋/ ナポリ近郊地図(ローマ時代/現代)/ ナポリ近郊の遺跡)/ 第1部 ハードなインフラ(街道/ 橋/ それを使った人々)

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくむ。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    「はじめに」では塩野七生さんには珍しく弱気な語り口である。ローマのインフラストラクチャーに1巻(文庫では27,28)を割くにあたって「いかに不十分な結果に終わろうとも…」となんだか悲壮な決意のようでもある。しかし、その最後は「…あなたにわかってもらえることだけは約束できる」と語る。彼女は「著作とは、著者と読者の双方があって成り立つ」と述べるが、そう言ってもらえるなんて、私たちはなんと幸福な読者であることか。さて、道と橋を語ったこの巻だが、深く静かに面白い。しかも、ローマ人の特質とローマが⇒

  • レアル さん

    日本だけでなく「古代」という時代と「古代遺跡」と言うモノに興味があるので、このシリーズの中でもこの上下巻はとても興味深い巻。イヤ、この上下巻をきちんと理解したい為に、私はこのシリーズを再読していると言っても過言ではないくらいである。ローマのインフラ政策のみを特化して書かれている上下巻。街道、そして橋と。。ローマがインフラ政策として力を入れた熱心さ&その技術力に凄さを感じざるを得ない。カラー写真や図解説明も分かりやすかった。

  • ケイ さん

    ローマのインフラ、街道、橋、水道、凱旋門などについて。今までの歴史を振り返る機会でもある。当初は主に塩の販売ルート。街道の初めはアッピウス・クラウディウスが立案し監督したアッピア街道。その後、街道も橋も、帝国、属州、各地に張り巡らされた。遺跡は、チュニジアやスペイン、イギリスにも残っている。公共の利益のための橋や街道を敷設するのも軍人であったので、偉大なインフラを敷設した皇帝は凱旋することができた。旅所が各地にあり、宿泊所や休憩所も適切に配置されていた。それらの記されたコップを見てみたいものだ。

  • 大阪魂 さん

    ひさびさのローマ人27弾!やっとゲット!これまで紀元前8世紀頃からの王政、共和政、そしてローマ帝国まできたところでいったん休憩、パックスロマーナを支えたインフラに焦点あてた本、上下2冊。上巻で取り上げはったんが道路と橋。中国が防壁として万里の長城つくらはったんと同じ頃、国を守るためには軍団を情報を経済を早く必要なとこから必要なとこに届けるのが大事って考えからなるべく上下左右まっすぐ車歩道分離で道路を血管の様に張り巡らせたローマ。橋と道路が原則フラット、駅伝制度、マイル制度も完備!2千年前にこれ…すごい!

  • 優希 さん

    ここで一休みといったところでしょうか。ローマ史から離れ、インストラクチャーに視点を向けています。この時代のインフラはローマを存続させる手段なのですね。資料が多く、人間に焦点が当たってない分、ローマという都市を見つめられたような気がします。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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