ローマ亡き後の地中海世界 3 海賊、そして海軍 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181967
ISBN 10 : 4101181969
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
301p;16

内容詳細

北アフリカから到来するイスラムの海賊による侵攻が激しさを増すなか、マホメッド二世率いるトルコ軍の猛攻の前に、ビザンチン帝国の首都コンスタンティノープルが陥落。さらにトルコは海賊を自国の海軍として吸収し、攻勢をますます強める。キリスト教連合国はアンドレア・ドーリアを総司令官に擁立。事態は地中海世界全域を巻き込んだパワーゲームの様相を呈することとなった…。

目次 : 第4章 並び立つ大国の時代(コンスタンティノープルの陥落/ 読者へのお願い/ スルタン・マホメッド二世/ エーゲ海へ/ 海賊・新時代 ほか)/ 第5章 パワーゲームの世紀(若き権力者たち/ 法王クレメンテ/ 「ユダヤ人シナム」/ 海賊「赤ひげ」/ アンドレア・ドーリア ほか)

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    3巻からは一気に16世紀前半の近世に。まさに「都市国家の時代は去り、領土国家の時代になった」のである。もっとも、海洋都市国家ヴェネツィアだけはまだ例外中の例外であったようだが。また、この時代は絶対的な権威と力とを持った人物たちを排出もしたようだ。すなわち、フランスにはフランソワ、スペインとドイツに君臨するのは神聖ローマ帝国皇帝カルロス、そしてトルコにはスレイマンと、何とも豪華な顔ぶれだ。海将たちも負けてはいない。キリスト教連合軍にはアンドレア・ドーリアが、そしてトルコ軍には赤ひげがいた。いよいよ最終巻へ。

  • KAZOO さん

    世界史の教科書を読んでいるよりもやはり塩野さんのこのような本を読んでいたほうが楽しいですね。この巻ではオスマントルコが出てきてそれに対抗できる国が出てきつつある、というところでしょうか。法王庁が海軍を持ってたりしていたのですね。後半のパワーゲームの世紀が面白く私の知らない人物も結構出てきて楽しく読めました。

  • レアル さん

    イスラム(海賊)とキリストとの戦い。当時の地中海とは海賊の世界だったと改めて思うし宗教が絡むと本当に凄まじい。そして塩野氏がつけたまさに「パワーゲーム」の世界。侵略と陥落を繰り返すこの時代。当時の人からすればとんでもない時代だろうが、読みモノとしては、1、2巻より遙かに面白くなってきた。ただこの時代の内容が既に発刊されている同著者他作品と被る事が多いせいか、その部分になると「既に発刊された作品を読んで〜♪」と振られると一気に読む気が冷めてしまった事が残念。。4巻を読み終えたら、その作品も読んでみたい。

  • ケイ さん

    15世紀、一時的にモンゴルに押されはするも、オスマントルコのスルタン、マホメッド二世はコンスタンティノープルを陥落させ、帝国を西へと拡大。海賊も再び活発になり、ギリシャや、ユダヤ出身の有名海賊も現れる。イタリアや地中海北岸の街も襲われ、法王は海軍を作るが、フランス王フランソワとスペイン王カルロスとの対立もあり、キリスト世界対イスラムとの構図すらもうまくいかない。法王の親戚のヴェットーリとジェノバのドーリアの活躍が目立つ。クレタからマルタに写った騎士団も活躍。対スペインのため、仏はトルコと手を結ぶまでに。

  • 優希 さん

    時代は一気に16世紀頃まで進んだようです。マホメッド2世率いるトルコ軍によるコンスタンティノープルの陥落がやはり大きな出来事でしょうね。海軍を自国のものとし、攻勢を強めるトルコ軍に対し、キリスト教連合軍はアンドレア・ドーレスを総司令官に擁立して立ち向かいます。戦は地中海全体に及ぶ大規模なものになっていくのですね。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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