“香り”はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療 NHK出版新書

塩田清二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140883853
ISBN 10 : 4140883855
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
213p 18cm

内容詳細

いい香りを「嗅ぐ」だけで、重度の認知症患者の症状が改善されたり、がんによる疼痛がやわらぐ―“香り”の成分は、私たちの脳や体内に、どのように吸収され、作用しているのか。西洋医学では太刀打ちできなかった「治りにくく予防しにくい」疾患の画期的な治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最新の臨床例からわかりやすく解き明かす。

目次 : 第1章 嗅覚のメカニズム―ヒトはどのようにして“香り”を感じるのか(においを感じる「仕組み」を知る/ なぜ何千種類ものにおいを嗅ぎ分けられるのか ほか)/ 第2章 “香り”が人体におよぼす作用―アロマセラピーのサイエンス(急速に進む「におい」の研究/ “香り”と医療―メディカルアロマセラピー ほか)/ 第3章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く“香り”―メディカルアロマセラピーの最新研究(医療現場で導入が進むアロマセラピー/ 認知症患者の脳を刺激する“香り” ほか)/ 第4章 “香り”の効能を楽しむ―精油の使い方(精油を正しく使う/ 精油選びで知っておいきたいこと ほか)

【著者紹介】
塩田清二 : 昭和大学医学部第一解剖学講座主任教授。1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。日本アロマセラピー学会理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エンリケ さん

    アロマテラピーに興味が有って手に取った。日本では民間療法として医学的行為とは見なされないアロマテラピー。でもヨーロッパではだいぶ扱いが違うようだ。似たような本は今まで読んで来たが、医学博士が著した本は初めて。最近は実際に精油が脳に作用するメカニズムが徐々に明らかになって来たとか。将来は補助医療として確立して欲しい。万能では無いが体にいい。何より癒される。精油が高価なのが悩みの種だが、生活にもっと取り入れて行きたい。それが予防医療に成ったら老後のQOLも充実するかな。

  • ふ〜@豆板醤 さん

    勉強前にグレープフルーツオイルの香りを嗅ぐようにしていた時期があったり香水集めが好きなので興味がある分野の本。嗅覚は他の知覚よりもダイレクトに脳へ届くので、精油を使ったメディカルアロマテラピーは効果が出やすいとのこと。ストレスホルモンであるコルチゾールが減ったり、いい香りを嗅ぐだけではっきりと効能が得られるそう。香水の話も読みたかったけど、「合成香料は精油と芳香物質の構造が違うのでセラピーでは使えない」とあってちょっと残念。。

  • Ray さん

    【kindle U】先端医療という面から書かれており、興味深かった。もともと香りに興味があったから、高校時代にこういった本に出会っていたら進路も変わったかもなと思いました。◎嗅覚だけでなく、視覚、聴覚、触覚、味覚の「人間の五感」と呼ばれる感覚刺激は、すべて神経インパルスに変換されて脳に伝達されます。しかし、その伝達のプロセスがもっとも短いのが嗅覚なのです。

  • S 2 さん

    香りの科学を比較的わかりやすく教えてくれる本です。フランスやベルギーのあたりではアロマが医療に取り入れられているそうな。残念ながら日本ではアロマは雑貨扱いですが、今後の研究しだいでは医療になっていくかもしれない?直接的な治療というよりも、漢方的な扱いになりそうだ。

  • Q さん

    リミテッドにて ●嗅覚、視覚等の5感は全て神経インパルスに変換され脳に伝達。そのなかで嗅覚が1番早い ●においは脳のあちこちに格納されてて、刺激によって引き出される。記憶を思い出す回数で神経回路が強固に ●グレープフルーツの精油は脂肪を燃焼させ、体温上昇が起こる ▷流し読み。過去のにおいで記憶が蘇るのは、過去を楽しむもの。自分が経験したことは忘れるのはもったいないと思うので、何かをきっかけに思い出したいな

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