日本を創った12人 PHP文庫

堺屋太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569665603
ISBN 10 : 4569665608
フォーマット
出版社
発行年月
2006年02月
日本
追加情報
:
15cm,413p

内容詳細

「日本の独自性」とはいったい何か。それは、いつ、誰によって、いかにして創り上げられたものなのか。本書では、聖徳太子から近現代まで、いまなお今日の日本に強い影響力を残している、歴史上の象徴的な「人物」12人をとおして、長い日本の歴史を見直し、大変革期を迎えている現在の日本の舵取りのヒントを求めた歴史評論である。新書版の前編・後編を合本した「堺屋日本史」、待望の文庫化。

目次 : 第1章 聖徳太子―「神・仏・儒習合思想」の発案/ 第2章 光源氏―「上品な政治家」の原型/ 第3章 源頼朝―「二重権限構造」の発明/ 第4章 織田信長―「否定された日本史」の英雄/ 第5章 石田三成―「日本型プロジェクト」の創造/ 第6章 徳川家康―「成長志向気質」の変革/ 第7章 石田梅岩―「勤勉と倹約」の庶民哲学/ 第8章 大久保利通―「官僚制度」の創建/ 第9章 渋沢栄一―「日本的資本主義」の創始/ 第10章 マッカーサー―日本を「理想のアメリカ」にする試行/ 第11章 池田勇人―経済大国の実現/ 第12章 松下幸之助―日本式経営と哲学の創出

【著者紹介】
堺屋太一 : 1935年、大阪生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通商産業省(現経済産業省)に入る。日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。1978年、通産省を退官、執筆・講演活動に入る。財団法人アジアクラブ理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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今ある日本人としての価値観、判断基準がこ...

投稿日:2021/04/10 (土)

今ある日本人としての価値観、判断基準がこの本を読んで良く理解できた。販売終了となっているが、今の若い人にも読んで欲しい一冊

gimme さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    日本の独自性を築いた人物として選定した12人の選び方が興味深い。信長や家康など、誰がみてもなるほど納得という人物に加えて、架空の人物である光源氏や、私が全く知らなかった石田梅岩、秀吉ではなく石田三成が選ばれるなど、著者の歴史への視点が面白く思えた。石田梅岩は「日本のCSR(企業の社会的責任)の原点」として最近再評価されているようだ。気になる人物である。★★★★

  • Tadashi_N さん

    納得できる12人の人選。でも光源氏は意外だった。

  • とみやん📖 さん

    堺屋太一さん、お亡くなりになったので、作品に触れてみる。 今の日本に多大な影響を及ばした人(一部、作品上の人物もいるが)12人を紹介し、解説するというもの。 読み物としては純粋に面白かった。著者の達見と感じる部分も多々ある。光源氏、石田梅岩の影響度は正直眉唾。逆に最も印象的なのは石田光成。プロジェクト型の歴史的人物とは!光成の苦労が偲ばれる。 歴史上の人物を、現代のサラリーマンの立場で例示してくれるのが分かりやすく面白い。

  • Yuma Usui さん

    古くは聖徳太子、最近では松下幸之助など日本人の考え方や政治経済に影響を与えた12人の考察。池田勇人の所得倍増計画は高度経済成長の象徴的なもので興味深い。石田梅岩の残した「ちゃんとイズム」が現代日本の足を引っ張っているとする解釈は意外だったが納得。

  • よしよしニャンコ さん

    何年か前、大手新聞社から社長宛てに送られてきたアンケートを、なぜかヒラの私が関係部署に意見を伺いながら回答案を作り稟議するということがあり不思議でしかなかったが、この本の光源氏の章を読んで腑に落ちた。トップが細かいことに口出ししないという風土は日本ならではらしい。また、国民や自治体の中央集権的お上意識は徳川家康の参勤交代から育まれ、規制が多くコスト高な国の体質は大久保利通や渋沢栄一の思想の残滓だし、いい加減ないいとこ取りが上手いのは聖徳太子の神仏習合に遡れる。 石田三成は少し格下ではないかという気はした笑

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人物・団体紹介

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堺屋太一

1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省し、日本万国博覧会を企画、開催したほか、沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、『油断!』で作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評

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