幻視のなかの政治 転換期を読む

埴谷雄高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784624934279
ISBN 10 : 462493427X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,208p

内容詳細

「戦争」と「革命」という20世紀の政治の深奥に横たわる死を見据え、60年代の政治の季節に大きな影響を与えた原著を復刊。死と暴力の死滅に、来たるべき政治の可能性を読む解説を付し、政治評論の名著が蘇る。

【著者紹介】
埴谷雄高 : 1911年生まれ。作家。1997年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • solaris さん

    日頃知ってる「政治」の話ではなかった。 政治の幅は常に生活の幅よりも狭い。にも拘らずしばしば生活を支配していると感じるのは、それが黒い死をもたらす権力を持っているからに他ならない。目的は手段を正当化する、マキァベリの君主論。元来民衆は冷静な理性よりも感情に動かされ易い。極めて単純であり、愛か憎しみか、善と悪かという対立しかない。敵を殺せ。 時代の隔絶。安保闘争も知らない世代。私の知っている政治は資本主義と水面下の根回しなのだ。そこに死の考えはない。イスラエル中東の異常さに自分達が近づくまで分からない。

  • Hisashi Tokunaga さん

    埴谷の思想がいつまで、どこまで人口に膾炙するだろうか?そここそ、時代性の移ろいかもしれない。

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