ヒートアイランド 文春文庫

垣根涼介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167686017
ISBN 10 : 4167686015
フォーマット
出版社
発行年月
2004年06月
日本
追加情報
:
16cm,466p

内容詳細

渋谷でファイトパーティーを開き、トップにのし上がったストリートギャング雅。頭のアキとカオルは、仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。それはヤクザが経営する非合法カジノから、裏金強奪のプロフェッショナルの男たちが強奪した金だった。少年たちと強奪犯との息詰まる攻防を描いた傑作ミステリー。

【著者紹介】
垣根涼介 : 昭和41(1966)年、長崎県生まれ。筑波大学卒。リクルート、商社、旅行代理店勤務を経て、平成12年、「午前三時のルースター」(文春文庫)で第17回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。平成16年、「ワイルド・ソウル」(幻冬舎)で第6回大薮春彦賞・第25回吉川英治文学新人賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    渋谷のストリートを疾走するエネルギッシュなプロット展開。面白いことは面白い。血も踊る。ただ、クライムノヴェルにせよ、ハードボイルドにせよ、そこに一抹の哀愁と含羞が欲しい。既に『午前3時のルースター』を上梓していた垣根涼介にそんなことがわかっていないはずはない。それをあえて本作では捨てたのだろう。『ヒートアイランド』のタイトルが如実に示すように、ここはあくまでも徹底したドライさが追及されたのである。カオルが抒情の部分を受け持つはずだったのだろうが、疾駆するアキと柿沢、桃井の両軸のパワーがそれを上回る。

  • 青葉麒麟 さん

    疾走感が凄い。自分もチームの一員になった気がしたりして(^_^)皆、お金儲けの方法をよく思い付くなぁ。

  • しんたろー さん

    『君たちに明日はない』以来、2年以上も間が空いてしまった垣根さん2作目。 少し前の渋谷を舞台にチーマーたち(今は半グレ?)、地元ヤクザ、関西系ヤクザ、プロ強盗団が四つ巴で金と利権を争う物語…疾走感ある展開で個性的な面々がガッツリやり合うのが面白いし、単なるアクションに留まらずに頭脳戦の要素も入っているのでワクワク読めた。主要アウトローたちの背景も描かれているので感情移入できるし、良く出来たB級映画のようだった。もう少し色気が加味されたり素敵なヒロインがいると更に嬉しいが、続編があるようなので読んでみたい♬

  • KAZOO さん

    垣根さんの本はいくつか読んでいるのですが、この本もすごい本だという気がしました。大沢在昌さんは解説で大藪春彦の再来だと言われています。現在の状況ならばそうなのかもしれません。二つの暴力団を含むよつどもえの争いです。あっという間に読めてしまいます。読んでいて女性向きではないですね。続きがあるような感じで終わっています。

  • hit4papa さん

    現金強盗事件に巻き込まれた、渋谷のストーリーギャングの活躍を描いた作品です。今の渋谷にチームが存在するのかは分かりませんが、一頃マスコミに持て囃された、やんちゃなコたちの日常がここにあります。強盗プロフェッショナルとヤクザ組織に追い詰められたチーム「雅」の面々。リーダのアキと戦略家のカオルは、双方を一網打尽にする起死回生の一手を練り上げます。クライマックスは、思わぬ事態も発生し、痛快度が一気にあがります。・・・しかしながら、ここはドン・ウィンズロウ『ボビーZの気怠く優雅な人生』に似ていなくもありませんか。

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人物・団体紹介

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垣根涼介

1966年、長崎県生まれ。筑波大学卒。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞し、デビュー。04年、『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、史上初のトリプル受賞に輝き、05年には『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年に

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