快楽の封筒 集英社文庫

坂東眞砂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087460018
ISBN 10 : 4087460010
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,246p

内容詳細

隣家の主婦に荒々しい欲望を抱く男。見つめられる視線のなかで徐々に熟れてゆく女。想像の上での交わりが現実になったとき、そこにあらわれるのは、快楽と愉悦の宇宙。ふくれあがる欲望、激しくかわす性愛、わきあがる官能。男と女の関係を、「性」という視点から濃密に丹念に描く全8編。傑作官能小説集。

【著者紹介】
坂東眞砂子 : 1958年、高知県生まれ。奈良女子大住居学科卒業後、イタリアのミラノ工科大学などでデザインを学ぶ。96年「桜雨」で島清恋愛文学賞、97年「山妣」で直木賞、02年「曼荼羅道」で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    8つの短篇から構成。裏表紙の惹句によれば「傑作官能小説集」とのこと。もちろん何によって官能が喚起されるかは、極めて個的な幻想、もしくはフェティシズムのあり様によることは言うまでもない。それを承知であえて言えば、本書の短篇群は少なくても私の官能を呼び覚まさなかった。様々な手法をとってはいる。例えばエキゾティズムも寄与しうるだろう。「謝肉祭」、「アドニスの夏」がそれだ。意図はわからなくはないがそれだけだ。また土俗的な趣きを狙った「蕨の囁き」。官能は、本邦では王朝の昔から都市と有閑階級の専売である。

  • じいじ さん

    長らく書棚で眠らせていた直木賞作家・坂東眞砂子の官能小説。初読みは、プールしている6冊の中から何を読むかと愚考して、タイトルから本作にした。読むまでは、もっとシリアスでヒリヒリするような官能小説かと、勝手に想像していた少し違った。表題作はユーモアも感じられて、仄かに笑みも出る作品。主人公は、子供一人の平凡なサラリーマン夫婦。妻にとって、夫には性生活を除いては、何の不満もない。ひょんなことから、夫は妻に疑念を抱く。妄想がどんどんエスカレートしていく…。軽い気持ちで読めば、面白い官能小説かもしれない…。

  • まさきち さん

    中盤にて再読と気づきました。前回読んだときには隠微な印象だったものの、今回はそんな感じは全くせず、ただただ坂東さんの粘度湿度の濃い文章を味わった感じです。またそれぞれの話がいまいち不完全燃焼のような結末で少々消化不足の感が否めません。

  • redbaron さん

    う〜ん…最近精神的に参っているのかしら。えっちな話は好きなんだけど、先が見えちゃった話はダメ。蕨の囁きは好きかな〜。う〜ん。

  • tama さん

    図書館閉架本 03年 女目線でのSEXに関わる短編6 幸いなことに異常性欲は出て来なかった。テーマが絞られ過ぎるせいか、またかという感じあり。「蕨の囁き」は妙にカラッとしていて好感。「奪われた〜」の、「女子大は〜老嬢の園のようだった」はビックリ。男いない世界ではそうなるものなの!?「アドニスの夏」中学生にもなってりゃしょうがないか。別れもちゃんと体験してね。全部の作品が小説スバルの掲載作品。ってことはSEX絡みだけ選り出した?編集者の好みなのかもしれないが「大失敗!!」にしてしまったなあ。

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人物・団体紹介

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坂東眞砂子

高知県生まれ。奈良女子大学住居学科卒業後、イタリアのミラノ工科大学などでデザインを学ぶ。帰国後、フリーライターを経て作家デビュー。1996年『桜雨』で第3回島清恋愛文学賞、97年『山妣』で第116回直木賞、2002年『曼荼羅道』で第15回柴田錬三郎賞を受賞。14年1月逝去(本データはこの書籍が刊行さ

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