古代ローマの港町 オスティア・アンティカ研究の最前線

坂口明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784585221746
ISBN 10 : 4585221743
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
553p;21

内容詳細

首都ローマに物資を補給するための重要拠点であり、地中海世界の各地から多くのモノとヒトが流れ込んだ港湾都市オスティア・アンティカ。ネットワークの結束点でありながら、いまだその全貌が明らかになっていない都市を、建築、経済、社会、宗教、美術、住環境といった様々な観点から調査。3Dレーザー測量や、考古学的調査、壁に記された史料を復元することで、古代ローマの都市の構造や人々の生活を明らかにする。

目次 : 1 現場から(オスティア―歴史的‐考古学的プロフィール/ オスティア―広大な考古学領域の管理/ 河と海の間の港町オスティア/ 街道網とオスティアの領域―最近の考古学的調査と地誌学的な位置づけ)/ 2 遺跡現地調査(オスティア遺跡におけるレーザー・スキャニングと研究への応用/ ローマ共和政期のオスティア―二〇〇八〜二〇一〇年実施の歴史学的調査に関する報告/ トラヤヌスのスコラ―船大工の組合の本部か?/ ポルトゥスおよびオスティアの倉庫と港湾都市の盛衰/ 「七賢人の部屋」のフレスコ画をめぐって―トイレ、食堂、居酒屋、それとも脱衣所?/ オスティア・アンティカ「七賢人の部屋」文字史料研究/ オスティア・アンティカから考える古代末期のミトラス教美術―七つの門のミトラエウム(Reg.IV,Ins.V,13)を中心に/ 聖モンニカ顕彰碑文とオスティア)/ 3 古代ローマ都市のその後(ボルゴ・ディ・オスティアにおける古代ローマ水道橋遺構の転用による中世都市組織の形成/ ポッツォーリ大聖堂の再生設計競技案に見る古代遺構の再生手法/ ルネサンスのパラッツォにおける古代ローマ店舗の開口形状の継承に関する考察)

【著者紹介】
坂口明 : 日本大学文理学部史学科教授

豊田浩志 : 上智大学文学部史学科教授。1997年、広島大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鏡裕之 さん

    オスティアの遺跡調査の学術的報告集。物語の資料になるという感じではない。元々オスティアに興味があってオスティアに対して学術的な興味がある人が読むと、新発見があって面白いという一冊。そうでない人には、ほとんどが初見の情報なので、「へえ」ボタンがすべて素通りする。でも、こういう一冊はあってしかるべき。

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