雨心中 講談社文庫

唯川恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062775571
ISBN 10 : 4062775573
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

施設育ちの芳子と周也は、実の姉弟のように生きてきた。芳子にとって、周也はこの世で唯一「私のもの」といえる存在だ。周也は仕事が続かないが、芳子は優しく受け入れる。周也を甘やかし、駄目にしてきたのは自分だと芳子はわかっていた。そう、周也が「罪」を犯した時でさえ―。直木賞作家による究極の恋愛小説。

【著者紹介】
唯川恵 : 1955年、石川県生まれ。金沢女子短期大学卒業。銀行勤務を経て、’84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞を受賞して作家デビュー。2001年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を、’08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kei さん

    だからぁ、あかんあかん、と言いながら、最後まで一気読み。どこかでみたような通俗的展開でありながら、目が離せないおもしろさです。唯川恵さんは、著作もたくさんの人気作家さんですが、文庫になっている本は、やっぱり総体的に人を惹きつける魅力ある本だと、再認識いたしました。

  • ちょろこ さん

    降り止まぬ雨、の一冊。まるでしとしと降り止まぬ雨、時には豪雨になるかのよう世界。読めば読むほど心まで濡れるように暗く淋しくなる、だから読み手は少しでも暖かな日差しを求めたくなる、そんな感覚に陥らせ一気に読ませていく物語。人が初めて得た愛をかけがえのないものとして大切にしたい感情、それを喪う怖さは理解はできる。ただ芳子は自己陶酔、自己満足しているだけとしか思えなかった。愛にも幸せにも定義はないけれど、最後まで自分には「究極の理解不能の怖い愛」の言葉しか思い浮かばなかった。

  • 優希 さん

    辛いけれど、恋愛を超えた恋愛だと思いました。少しの幸せが向かうのは絶望でしかないのです。誰にも言えずに愛を育む不幸とでも言うべきでしょうか。運命には抗えないのが苦しかったです。着地点が幸せとも不幸せともとれるのが切ないところですね。

  • ナマアタタカイカタタタキキ さん

    出会いと別れの繰り返しがただただ辛い。もちろん背中を向けたその冷えきった場所にだって、やがては花が咲くこともあるのだろうけれど、時の流れというのは常に私らを後ろから急かすので、ようやく振り返った時には、もう遠くなりすぎてよく見えなくなっている。愚かしい選択に対するもどかしさを、これを読んだ多くの人が感じるだろうけど、それでも想いというのは、誰にとっても容易には手離せない羅針儀なのだ。いやー、でもこんな弟、私なら呆れてどこかで見捨ててしまうだろうな。はは

  • らむり さん

    切ない、でも面白かった〜。こういうお話好き。今まで読んだ唯川恵さん作品とは違う雰囲気でした。

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人物・団体紹介

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唯川恵

1955年金沢市生まれ。金沢短期大学卒業。銀行勤務を経て84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞受賞。以後、恋愛小説やエッセイを発表し、2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞。08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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