啼かない鳥は空に溺れる

唯川恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344027954
ISBN 10 : 4344027957
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
306p;20

内容詳細

愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。

【著者紹介】
唯川恵 : 1955年金沢市生まれ。2001年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞。08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。母親と娘、疎まれて育ってきた娘と勤しみ助けあいながら生きてきた娘。どちらも結婚を考える時期になり母との将来を見つめ直していく物語。母親の思いと娘の思いのギャップが徐々に明らかになり男の私にはどうだろう?と思う部分もモヤモヤしたままラストでガツンときました。

  • そのぼん さん

    二人の女性目線で、それぞれの母との関係や恋愛事情を描いた作品でした。ふたりともタイプの違う女性で、結婚に向けて順調に進むかと思いきや思いもよらぬところで問題が待ち受けていて・・・。いや、片方の女性は二股をかけている状態だったので自業自得ってところもなきにしもあらずってところですが。それでも、最後の方を読むと、『こういう方向で収まるのか・・・。』と思ってしまいました。恋愛もの独特の甘さはなく、むしろ重苦しさというか、閉塞感を感じる作品でした。面白かったけど、読み終えたときとても疲れた気分になりました。

  • ウッディ さん

    二組の歪んだ母娘関係。あり得そうな話で怖い!

  • taiko さん

    2組の母娘の呪縛と依存の物語。面白くて一気読みです。母であり娘である私には、心当たりはないと自分では信じたいけれど、娘はどう思っているか、若干の不安も感じます。子供に対して、自分の思い通りにしたいと思ってしまう過ちは、多くの親が犯してしまう事なのかも。心しておきたいと、自分を戒めようと思いました。それぞれの母娘の最後が怖いです。呪縛はずっと続くのでしょうか。

  • いつでも母さん さん

    久しぶりの唯川恵。今回「唯川恵、やるなぁ!」と思わず唸った。心情的にサスペンスよりはホラーかと!呪縛も共依存も母と娘の関係は一筋縄ではいかないのだ。多分、その娘が親となって連鎖か?少子化の現代だから多々有る関係なのかも。子供が沢山いたならば、お互いに関わる時間が少なかったはず(それでも感じ方は違うだろうが)『親』とは厄介な存在なり。千遥の母だけは共感出来ずだったがリハビリ後の「泣けば許されると思うな」は恐いし深い。ミハルが何かやるのかとドキドキした。私の中で唯川作品のベストに。私も猛省だな・・(笑)

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人物・団体紹介

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唯川恵

1955年金沢市生まれ。金沢短期大学卒業。銀行勤務を経て84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞受賞。以後、恋愛小説やエッセイを発表し、2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞。08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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