ぬすまれた月

和田誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265069736
ISBN 10 : 4265069738
フォーマット
出版社
発行年月
2006年10月
日本
追加情報
:
27cm,1冊(ページ付なし)

内容詳細

ある男が夜空から月を盗み、毎日変わる形を見て楽しんでいたが…。デビュー時代の絵本をリニューアル再刊。絵はプラネタリウム上映用に描いたもの。空想的な物語の中で、月食など月にまつわる不思議も紹介。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    和田誠さんがまだ新進のイラストレーターだった1963年、初めて絵と話の両方を手がけた絵本。長らく絶版になっていたのが、2006年10月にリニューアル復刻された。一人の男に盗まれた月は、その後男の手を離れさまざまな人の手を渡り歩く。月が形を変えるのは天体の原理原則に基づいているから。なのに人間は自分の都合ばかりを押しつける。「姿が見えない新月は価値がない」。「三日月じゃないと困る」。やがて所有権を主張する人々の間で、月は紛争の原因になった……。月に関する雑学を織り込みながら、冷戦時代を風刺した物語。

  • ☆よいこ さん

    絵本。1963年岩波書店初版のリニューアル版。▽ある男が長いはしごをかけて、空から月を盗み出した。形の変わる月を箱に入れて毎日眺めていたが、ある日どろぼうにとられてしまう。新月だったので箱の中の月は見えなくなっていた。放り出された箱の横で三日月を見つけた女性は竪琴を作る。半月になり竪琴は壊れ、月は海に落とされる。魚が飲み込んでいた月をめぐって、二つの国が争う。子供たちの活躍で空にもどされる。途中、解説が入る。▽読み聞かせ7分半くらい。奥付に著者のあとがきあり。いいデザイン

  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    世界中の人が月をみる。月はたくさんの伝説、たくさんの物語、たくさんの詩やうたをもっている。空をみあげよう。ほら、今夜も月がでている。■和田さんのほっこりスタイリッシュな絵と空想的な物語の中で、月の満ち欠けや日食 月食、潮の満ち引きの仕組み等が分かりやすく描かれています。月がいろいろな人の手に渡って、最後はどうなるのかな? ■科学的で文学的。あとがき読んで、うんそうだよね〜、と思いました ( ' ᵕ ' ) (底本 1963年、1998年 プラネタリウム用に描き変え、2006年 リニューアル復刊)

  • へくとぱすかる さん

    元本は1963年。冷戦の時代だったから、国どおしの争いがお話に反映されている。和田さんは、本のリニューアルはうれしいけれど、内容が古くなっていないのは(そういう意味で)困ったことだと書いている。ところが今、まさにそういう時代になってしまった。ここでの月が何かのシンボルじゃないだろうか、とか、そんな解釈が生まれてきそうで、もしご存命だったら、和田さんが嘆いておられるかもしれない。ジャイアント・インパクト説とか、21世紀になってからの天文知識が入っていて、そこは古くないのがありがたい。今でも安心できるところ。

  • 野のこ さん

    ぬすまれた月、和田さんの願い。子供たちの未来は明るいと前向きなラストで良かったです。月のあれこれも学べてふむふむでした。またあとがきで、プラネタリウムでの大竹しのぶさん朗読の絵本の上映が気になりました。面白そう!盗んじゃいかんけど、月のたて琴の音色はロマンチック。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

和田誠

グラフィックデザイナー、イラストレーター。1959年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。1968年からフリー。1977年より40年余り『週刊文春』の表紙を担当。1974年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1989年ブルーリボン賞監督賞、1994年菊池寛賞、1997年毎日デザイン賞、201

プロフィール詳細へ

和田誠に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品