忍びの国 新潮文庫

和田竜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101349770
ISBN 10 : 4101349770
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
16cm,375p

商品説明

伊賀忍者団vs.織田信雄軍。騙し騙され討ち討たれ最後に誰が残るのか――。大ヒット『のぼうの城』の著者による痛快無比の歴史エンターテインメント。

内容詳細

時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた―。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。

【著者紹介】
和田竜 : 1969(昭和44)年12月、大阪府生れ。早稲田大学政治経済学部卒。2003(平成15)年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。’07年、同作を小説化した『のぼうの城』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画化を知ってから、今作を読みました。映...

投稿日:2021/04/11 (日)

映画化を知ってから、今作を読みました。映画の完成度も凄まじいです。原作と比較して改変された部分を見つける作業が楽しい。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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伊賀忍者と言えば、服部半蔵が浮ぶのだが(...

投稿日:2014/04/14 (月)

伊賀忍者と言えば、服部半蔵が浮ぶのだが(忍者ハットリくんも有名だ)、 この物語の主役は伊賀一の凄腕”無門”という歴史的にも無名な男。 僕のイメージでは、忍者=ストイックである。 暗闇に隠れて耐え忍び、一撃のもとにシゴトをこなす。 まさに必殺仕事人的な・・・ この物語の主役”無門”といえば、超怠け者。 人を殺すことにはなんのためらいもないのだが、金が貰えない事にはテコでも動かない。 しかし惚れた女には逆らえず、なんとか金を稼ぐことを考える。 他の伊賀忍者たちといえば、やはり金の事で頭がいっぱいの守銭奴だ。 彼らは、地侍に雇われている下人であり、地侍には逆らえない。 伊賀忍者の実態が、そんな百姓衆の下っ端であったのだ。 伊賀国においては、主権争いが醜いほど行われており、 国の至る所で、伊賀忍者同士の戦が日常的に繰り広げられていた。 平気で人を騙し、裏切り、自己中心の度を越えた”人でなし”たちというのだから、 僕のイメージとは大分違った。 (文中の所々に歴史書の引用文が記載されているので、本当だったのだろう) そんな伊賀忍者たちも、国に攻め込まれるときは一致団結するのだから強かだ。 また大金の為には知恵をひねって、大軍との戦も仕掛けたりする。 その辺が面白い(もっとも命令を下すのは地侍で、下人は常にいいなりである)。 天下の織田信長の次男坊である信雄軍との一騎打ち。 両軍の駆け引きにワクワクしながら、ページをめくるのが楽しくなってくる。 多数の武将軍団と少数精鋭の忍者軍団。 最後に笑うのはどっちだ! ”無門”の動向に目が離せない!! 『のぼうの城』に匹敵する、いや『のぼうの城』を超えた面白さが堪能できる傑作だ。

ぽんちゃん さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    これは良いですね!忍者はその奇術ばかりがクローズアップされがちですが、忍者の宿命についてここまで哀愁深く書かれた書はなかなかないのではないでしょうか。もうほとんどハードボイルドです。

  • またおやぢ さん

    何の為に命を懸けるべきなのかを考えさせらせた一冊。リズム良く、登場人物のキャラクターもしっかりしていて大変読みやすく一気に読了。

  • takaC さん

    忍者の里伊賀の話。児玉清さんの興奮を共感できました。

  • 岡本 さん

    伊賀者を殲滅した戦いとして有名な天正伊賀の乱を舞台とした一冊。「人ではない」と蔑まれる伊賀者の異質さが丁寧に描かれており胸糞悪くなるシーンもしばしば。信雄が少し格好良く見える場面もあったりして、楽しく読み進められました。お国に振り回される無門は可哀想だったなー…

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    信義・情愛・人道なんぞは糞くらえ! 彼らの行動を支配するの金・殺戮・欲望、「忍び」恐るべし!!(笑)  織田信雄が伊賀を攻めた史実を下敷きに展開する奇想天外の和田さん流・新戦国忍法外伝ですよん♪ お国の尻に敷かれる無門が妙にツボでした (^_^)v

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和田竜

1969(昭和44)年12月、大阪府生れ。早稲田大学政治経済学部卒。2003(平成15)年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。2007年、同作を小説化した『のぼうの城』でデビュー。同作は直木賞候補となり、映画化され、2012年公開。2014年、『村上海賊の娘』で吉川英治文学新人賞および本屋大賞を受

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