のぼうの城 上 小学館文庫

和田竜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094085518
ISBN 10 : 4094085513
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
224p;15

商品説明

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。

内容詳細

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。

【著者紹介】
和田竜 : 1969年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。03年に、脚本「忍ぶの城」で城戸賞を受賞。07年に同作と同内容の小説「のぼうの城」を刊行し、作家デビュー。直木賞候補、本屋大賞第二位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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市井にはこのような才能ある人がまだまだ埋...

投稿日:2021/04/15 (木)

市井にはこのような才能ある人がまだまだ埋もれているのですね。 日本のエンタメ界は本当に底知れないのを実感しました。 本作はキャラ立ちした登場人物の活劇で本当に面白い。 これがデヴュー作とは思えない程エンタメのつぼを抑えています。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    わたしの読み慣れた時代小説とは一味違う、どことなく現代風な語り口。登場人物(数百人いるんじゃ?)の多さにも辟易。「史実に詳しい脚本家出身の作家さん」という立ち位置はわかるが、もう少し背景を整理してくれたほうが、戦国時代モノ初心者には入り込みやすいと思った。しかしながら「のぼう様(意味はぜひ作品を手に取ってみて)」である成田長親の魅力に、後半からは大きく盛り上がる。このまま下巻へと参ろう。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ」この一節にさしかかったとき、私の全身に鳥肌が立ちました。私の心がボッと炎と燃えた気がしました。何かしら熱いものがこみ上げ「ウォー」と雄叫びをあげんばかりに激したのです。この瞬間、私はこの物語の主人公・のぼう様(成田長親)にのぼせ上がったと言えましょう。

  • yoshida さん

    豊臣秀吉の小田原征伐。豊臣家の奉行である石田治部少輔三成は、武功に乏しく豊臣家の武断派で加藤清正、福島正則らから嘲りを受けていた。豊臣家を一枚岩にするため、秀吉は三成に館林城と忍城の攻略を命ずる。忍城の領主成田家は豊臣家に内通し、降伏を予定していた。しかし、上方勢、軍吏長束正家の無礼もあり、城代・成田長親は開戦を決意する。下巻から本格的に合戦に移る。「のぼう様」こと成田長親の将器が上巻では読み取れず。司馬遼太郎等の歴史小説とは違った戦国エンタメ物。上巻は可もなく不可もなく。下巻に期待。

  • まっし さん

    久しぶりの歴史小説でした。始めからスラスラ読める話でした。成田長親ことのぼう様の大活躍が見れるのかと期待していたがどうもそうではないのか?!不思議な魅力を持っているが。。。合戦のシーン想像しながら読めました。下巻が楽しみです♪

  • yooou さん

    ☆☆☆☆★ すべりだしはややもたついた感じがしましたが、足元を踏み固めたあとの展開はすてきでした。おもしろし!!

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人物・団体紹介

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和田竜

1969(昭和44)年12月、大阪府生れ。早稲田大学政治経済学部卒。2003(平成15)年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。2007年、同作を小説化した『のぼうの城』でデビュー。同作は直木賞候補となり、映画化され、2012年公開。2014年、『村上海賊の娘』で吉川英治文学新人賞および本屋大賞を受

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