タブッキをめぐる九つの断章

和田忠彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907986223
ISBN 10 : 490798622X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
213p;19

内容詳細

『インド夜想曲』『レクイエム』などで現代イタリア文学に圧倒的な足跡を刻んだアントニオ・タブッキ。かれの最良の理解者のひとりにして友、そして翻訳者でもある著者が描き出す、タブッキに寄り添って歩んだ“旅”のメモランダム。タブッキの短篇「元気で」、そして1997年に収録されたふたりの対談を付す。

目次 : 1 タブッキの風景を旅して/ 2 夢の痕跡、夢のほんとう―『夢のなかの夢』/ 3 ペソアからの航海/ 4 ピム港の女をめぐって/ 5 時の認識と虚構をめぐって―『他人まかせの自伝』/ 6 時の感情を書くことをめぐって―『時は老いをいそぐ』/ 7 墓碑銘としての手紙―『いつも手遅れ』/ 8 夢うつつのはざまで―『レクイエム』から『イザベルに』へ/ 9 眼のひと―タブッキ展によせて

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かもめ通信 さん

    カルヴィーノ、エーコ、タブッキをはじめとするイタリア近現代文学の翻訳者としてお馴染みの和田忠彦さんが、タブッキについて書かれたものをまとめた本を出されたと聞いて慌てて購入。タブッキファンの私には訳者解説や雑誌の特集などで既に目にしている文章も多かったが、未読だった1998年2月号の『すばる』に掲載されたというタブッキと著者の対談が非常に興味深かったし、これだけまとめてあれこれ読むと和田さんのタブッキへの熱い想いに改めて胸を打たれずにはいられなかった。

  • ぞしま さん

    タブッキの研究者であり日本語訳者でもある著者の断章群… これが批評でもなく研究でもなく、断章と付された意図は、タブッキの著作に触れて感銘を覚えたことがある人間ならば、推し量ることが出来るのではないか。それは(勘違いかもしれないが)私には深い作者の真摯なタブッキへの愛情/愛惜だと感ぜられた。なので、うらぶれた通勤列車ので何度も何度も落涙しそうになった…。 全てが読みどころではあったけど、個人的に最も響いたのは、(初読であった)二人の対談。そして話が須賀さんの事に及ぶと居ても立っても居られなくなってしまう。

  • Tenouji さん

    記憶と想像が出会う場所。私は、未だ、想像力の方に軸足を置きながら、もう少し踊っていたいのだけれど…N'夙川BOYS - プラネットマジック https://youtu.be/8OyGoNreQpk

  • かいこ さん

    タブッキを読んでいく上での必読書だ。特に「物語の水平線」以降は何度でも読み返す価値がある。タブッキにおける夢、記憶、時間、物語、更には翻訳者とタブッキの対談を通じて浮かび上がるタブッキ自身の小説観について。

  • イコ さん

    私の中ではフェルナンド・ペソアで有名なダブッキなのだがインド夜想曲ぐらいしか読んでないのでもっと他のも読んでみる意欲が沸いた。序文?に書いてある、旅でたどり着く土地はどこでも、私たち自身のX線写真みたいなものだ。って文章が上手くて好き。

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