タバコが語る世界史 世界史リブレット

和田光弘(1961-)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784634349001
ISBN 10 : 4634349000
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,90p

内容詳細

人類とタバコとの関わりをアメリカ先住民の世界から説き起こし、近世ヨーロッパ人との邂逅、世界への伝播、近代の紙巻タバコの登場と現代の多国籍企業の台頭、禁煙運動の展開まで、タバコが語るもう一つの世界史。

【著者紹介】
和田光弘 : 1961年生まれ。大阪大学文学部卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(文学)。専攻、アメリカ史。現在、名古屋大学大学院文学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サアベドラ さん

    タバコの世界史。著者はアメリカ史家。生産や流通などのいわゆるグローバル・ヒストリー的な記述と、社会的・文化的影響に関する記述が半々といったところ。ヨーロッパ各地の喫煙習慣がそれぞれの植民地の吸い方を反映したもの(すなわち英米では北米インディアンのパイプ、スペインと南欧は中南米のインディオの葉巻)というのは本書で初めて知った。嗅ぎタバコ、紙巻きタバコ、葉巻、パイプなど色々な吸い方があり、流行り廃りがあったようだが、当方非喫煙者のため違いがあまりわからず。リブレットで扱うにはちょっと大きすぎるテーマだと思う。

  • ピオリーヌ さん

    ここのところ続けてアメリカ大陸原産の産物に関する本を読んでいる。タバコも無論アメリカ大陸原産。南北アメリカ大陸で広く先住民に愛用されていたタバコだが、アンデス地域においてはコカに凌駕されていた。その後、タバコはヨーロッパ化し世界に広まったが、コカはそうならず精製されて別の形で世界展開していくこととなる。アメリカ先住民の15世紀末におけるタバコ使用法の分布図が面白い。北米太平洋岸北部は噛みタバコ、北米大西洋岸・南米南部大西洋岸はパイプ喫煙、北米太平洋岸・中米はタバコチューブ、南米大西洋岸は葉巻、

  • Hatann さん

    タバコは15世紀にヨーロッパ人によって南米にて発見され、ヨーロッパで大流行したのちに世界システムに組み込まれて全世界に広まったものだという。当初は噛みタバコ、嗅ぎタバコなどが中心であり、紙巻きタバコがでてきたのはここ150年くらいのものなのだそうだ。映画などでも恰も古代より流行していたの如くに表現されるが、現実には極めて近代的な存在なのである。その爆発的な伝播力から推察するに、人は現実逃避を求める存在なのだなあと再認識する。現在タバコ生産世界一の中国の記載がなく、そちらの方も歴史を紐解きたいところである。

  • 蘇我クラフト さん

    タバコと世界史。紙巻タバコが主流だが禁煙を騒ぎタバコそのものが消えつつある今、私たちはその歴史を知る権利があり、その500年余りの歴史をここで消し去るか、残してゆくかを委ねられているような気がする。噛みタバコと嗅ぎタバコ、今では見られないような光景を説明する部分が面白い。例に探偵ホームズも現れたり、女性の喫煙、紙巻タバコがどう広まったかが描かれていたり、とても興味深い一冊だった。愛煙家には欠かせない一冊。

  • Mentyu さん

    コロンブス以降のタバコ西洋史をわかりやすくまとめている。時代によっては火を使わない嗅ぎタバコが主流だったなど、今まで知らなかったトリビアが得られて楽しい読書となった。筆者が冒頭に書いているが、あくまでも西洋が本書の対象で、東洋方面については叙述が薄い。ワガママになるのは百も承知だが、おもしろい内容だった分どうしてもそれが残念に思われるのだった。

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