『at武道館』をつくった男 ディレクター野中と洋楽ロック黄金時代

和久井光司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903951096
ISBN 10 : 490395109X
フォーマット
発行年月
2008年07月
日本
追加情報
:
19cm,254p
19cm,254p
254p B6

商品説明

エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュ、ジャニス・イアンなどを手がけたソニー・ミュージックの名物ディレクター、野中規雄の半生──洋楽ロック/ポップス黄金期のレコード業界の舞台裏と、団塊世代の幸福なキャリアを描く書き下ろしドキュメンタリー。

俺たちを有名にしてくれてありがとう!──リック・ニールセン(チープ・トリック)
あなたの新たな人生が豊かで幸福に満ちていることを願っています──ジャニス・イアン

2008年6月にソニー・ミュージックダイレクト社長の座を退く野中規雄は、1948年、団塊世代のど真ん中に生まれ、72年に創立間もないレコード会社CBS・ソニーに入社。以来モット・ザ・フープル、エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュといった名だたるロック・バンドを日本で大スターに育ててきた名物ディレクターです。ロックのみならず、シンガー・ソングライターのジャニス・イアンやスペインの貴公子フリオ・イグレシアスも日本で大ヒットさせました。
彼が現役のディレクターとして活躍した1970〜80年代は、日本での洋楽ロック人気がピークを迎えていた時代であり、また日本のレコード会社が英米とは異なる日本だけのスターを次々に生み出していた時代でもあります。自ら企画して全世界的なベストセラーとなった『チープ・トリック/at武道館』、ユニークな邦題がヒットの一因となった『飛べ!エアロスミス』、『蒼ざめたハイウェイ』(チープ・トリック)、『動乱〜獣を野に放て』(ザ・クラッシュ)、金帯が光るエアロスミス『ロックス』などで知られる野中の自由奔放な仕事ぶり、あるいは彼が語る名物先輩ディレクターたちの伝説が伝えるレコード会社の姿は、デジタル化の波に揺さぶられ激動している現在のレコード会社にはなかったものです。
そんな野中の数々のエピソードに彩られたディレクター人生を追った本書は、ロック・ミュージシャンとしてもリスナーとしても野中の仕事に大きな影響を受けた著者が、野中の定年退職を機に書き下ろしたもの。ひとりのレコード・ディレクターの仕事を通じて、“日本洋楽”全盛期のレコード業界の舞台裏を描くドキュメンタリーです。


【野中が担当した海外のミュージシャン】
エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュ、ミック・ジャガー、ジャニス・イアン、ジューダス・プリースト、フリオ・イグレシアス、ウィリー・ネルソン、G.I.オレンジ

【野中が担当した日本のミュージシャン】
ジュディ・アンド・マリー、平井堅、Puffy、ポルノグラフィティ、ホワイトベリー、シャム・シェイド、加藤ミリヤ、ZONE


【目次】
プロローグ──2008年4月24日、武道館
第1章 CBS・ソニーと「日本洋楽」
第2章 前橋のバンド少年
第3章 GSとロックと学生運動
第4章 伝説のディラクターたち
第5章 一流ディレクターへの道
第6章 チープ・トリックとザ・クラッシュ
第7章 スーパースターとニュー・ウェイヴ
第8章 「日本洋楽」の終焉
第9章 音楽産業の未来へ
エピローグ


【著者プロフィール】
和久井光司(わくい・こうじ):総合音楽家。1958年10月2日に東京都渋谷区で生まれ、横浜市で育つ。1981年にスクリーンを率いてレコード・デビュー。同バンド解散後、モーメンツ、東京の人を経て、ソロ活動を開始した。2007年暮れには、ボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と、最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから同時発売している。著書に『ビートルズ&アップル・マテリアル』『地球音楽ライブラリー/クイーン』『同/U2』、『ディランを語ろう』(浦沢直樹との共著)などが、編著に『英国ロックの深い森』『ザ・ゴールデン・カップスのすべて』などがある。

内容詳細

目次 : 〜ディレクター野中規雄と洋楽ロック黄金時代。 / 団塊世代の幸福なキャリアを描くドキュメンタリー〜 / ■第1章  CBSソニーと「日本洋楽」 / ■第2章  前橋のバンド少年 / ■第3章  GSとロックと学生運動 / ■第4章  伝説のディレクターたち / ■第5章  一流ディレクターへの道 / ■第6章  チープ・トリックとザ・クラッシュ / ■第7章  スーパースターとニュー・ウェイヴ / ■第8章  「日本洋楽」の終焉 / ■第9章  音楽産業の未来へ / [著者]和久井光司

【著者紹介】
和久井光司 : 総合音楽家。1958年10月2日に東京都渋谷区で生まれ、横浜市で育つ。1981年にスクリーンを率いてレコード・デビュー。同バンド解散後、モーメンツ、東京の人を経て、ソロ活動を開始した。2007年暮れには、ボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と、最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから同時発売している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 最終バック九番手 さん

    良書。GSから始まる邦楽の話題も豊富・・・・アルバム一覧:あり・・・・参考文献:なし・・・・索引:なし・・・・初版第1刷:2008年7月20日・・・・本体1600円

  • ウクレレまさあき さん

    ♫「甘い罠」(Live)を聴いて熱くなるのはなぜか?中学、高校時代に浸かってた「日本洋楽」とは何だったのか?を教えてくれる本。チープトリック のライナーノーツ「一九七八年のファンタジー」泣ける。

  • fracture さん

    興味深くは読めたものの、もっと知りたい章とそこはほどほどでという部分があり、全体的には微妙なバランスに感じられた。 とはいえ商売度外視の版元さんの根性に感謝したい。

  • 十六夜亭 さん

    70年代の頃を思えば今の洋楽の状況はちょっと残念です。

  • あっちゃんのパパ さん

    評価=5:著者はわたしとほぼ同年代であり、本書の内容はわたしの洋楽遍歴と全く一致している。自分が中学、高校、大学時代に好きで買って聴いていたレコードを日本で制作していたディレクターがいたことに感動。アルバムや曲の題名を日本語で付けていたのは素晴らしいアイデアだと思う。今でもその邦題で鮮やかにそのアルバムや曲が思い出される。

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