賭博師は祈らない 2 電撃文庫

周藤蓮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048932752
ISBN 10 : 4048932756
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
360p;15

内容詳細

第23回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望の第2巻!
賭博師と奴隷の少女、二人を待ち受ける障害とは――。

奴隷の少女リーラの救出劇から一週間。賭場を負かし一人の女を守った代償はしかし大きかった。「負けない、勝たない」をモットーにしていたラザルスは賭場に出向くこともできなくなり、帝都を旅立つことを決める。
それは、少しずつ心を開き始めたリーラを連れての道楽旅行になるはずだったが……。

「ねえ、ラザルス。私と結婚しましょ?」

道中立ち寄った村でラザルスを待ち受けていたのは、さる事情で窮地にある地主の娘エディスからの突然の求婚だった。一方、リーラは二人のやりとりを覗いてしまい、自分はラザルスにとって不要なのではないかと想い悩み始める。「奴隷」である彼女が出した結論とは――。

少女たちの想いを受け、やがてラザルスは危険なギャンブルに打って出る。

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読書メーターレビュー

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  • スズ さん

    リーラの救出に成功したものの帝都中の賭場に目を付けられたラザルスは、ほとぼりが冷めるまでリーラと帝都を離れる事になるが、道中立ち寄った村で褐色の肌のリーラが宿泊拒否されてしまう。差別的な対応に辟易しつつ宿を探すラザルスだが、林の中で己に銃口を突き付けて自殺しようとしている少女と出会い…。自分の両親を殺した男との結婚に頭を抱えるエディス、奴隷である自分に自分だけの価値を見い出せず怯えるリーラの二人の少女の苦悩が色濃く描かれていて、怠惰だが大切なものを守るためにダイスを振るラザルスの不器用な優しさがかっこいい

  • まりも さん

    リーラ救出劇から一週間後を描いた第二弾。賭場に行けなくなったラザルスがリーラと共に帝都を旅立つ話。うん、今回もなかなか面白かった。「負けない、勝たない」をモットーにした賭博師が見事に魅せてくれましたね。言葉にしなくちゃいけない事と、言葉にせず行動で示すこと、この2つを組み合わせ、更にリーラの話も上手く絡める事で中々に読み応えのある展開になっていました。リーラの心理描写が多いのは嬉しいポイントやね。新キャラのエディスも魅力的だったし、彼らの今後の旅が賑やかになってますます面白くなりそう。次巻も楽しみです。

  • よっち さん

    賭場を負かし奴隷の少女リーラの救出劇の代償として賭場に出向くこともできなくなり、帝都を旅立つことを決めたラザルス。道中立ち寄った村でラザルスは地主の娘エディスから突然の求婚を受ける第二弾。偶然出会った地主の娘・エディスの窮地と、ついうっかり関わったことで巻き込まれてゆくラザルス。リーラの感情が未成熟なこともあって、波紋があるたびに揺れる不器用な二人の距離感がもどかしかったですが、思わぬ形で繋がった消えない因縁をぶちのめすために勝負する二人の覚悟には盛り上がりました。旅の仲間も増えてこれは続巻も期待ですね。

  • はつばあば さん

    2作目。自分の気持ちを素直に伝えられないラザルス。こういうシャイな人は読メの皆さんに当てはまるかもとニンマリ。いつまでも若くはありません。老いは一瞬にしてやってきます。どうぞ後悔のないように・・(入院ボケ)

  • かんけー さん

    続きが読めて凄く嬉しいです♪!前巻でリーラを救ったラザルスは帝都の賭場で仕事?が出来なかった。リーラを伴って旅に?エディス(^.^)最初は何て怖い(笑)姉ちゃんだ‼と思ったがそのしっかりした良い意味での心の強さは特筆もの(^_^)v然し、リーラの扱いが酷すぎ!必要悪でもこう言う描写は嫌い...です(-_-)今回は用心棒?のジョンが居ないからチョッと心配だったけど大事に成らずほっと(^_^;)ヒヤヒヤはしたけどwリーラがラザルスに求めた行動は賛否両論も有ると思うが切実感半端ないと。ウィリアムとの勝負の→

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周藤蓮

作家。2016年、『賭博師は祈らない』が第23回電撃小説大賞“金賞”を受賞。2017年に同作で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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